前回に引き続き、美術展巡り中です(*ฅ́˘ฅ̀*)
ぐるっとパスを利用して、行ったことがない美術館や気になる2023年秋の美術展を、できるだけ楽しんでみようと思います♡
(ぐるっとパス利用時は「ぐるっとパスで入場」、対象外美術展については「通常入場」と記載)
⑦コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、スキャパレッリ、ディオール 小瀧千佐子コレクションより(~12/17 パナソニック汐留美術館・汐留)
(ぐるっとパスで入場)
コスチュームジュエリーとは、貴金属や宝石といった高価な素材を使用せずに、ガラスやメタル、時に半貴石などの素材を用い、衣服との相性を重要視してつくられた装身具です。富や地位の象徴としてではなく、あくまでもトータルで美しい装いのための要素として、そのデザインと着け心地の良さを実現するために、高い技術と的確な素材選定で制作されました。
(『コスチュームジュエリー 美の変革者たち』展ホームページより引用させて頂きました)
コスチュームジュエリーという分野があることを初めて知りました。
宝石や貴金属を使わないからこそ、自由な発想で創意工夫して作られるコスチュームジュエリー。今回の美術展では400点あまりの作品が展示されており、シャネル、スキャパレッリ、クリスチャン・ディオール、イヴ・サンローランなどのブランドが用いたコスチュームジュエリーや、デザイナーごとの作品を見ることができます。
もう終始うっとり♥
各々の特色がガツンとわかるデザイナーさんごとの展示、面白かったなぁ。
デザイナーさんのこだわりやオリジナリティが伝わってきます。
ジュエリー作製の自由度が高い分、豊かなアイデアやそれをいかに表現するかが必要。美術館横で流れていた美術展動画も面白かったです♪
⑧めぐりあう大津絵(~11/5 八王子市夢美術館・八王子)
(ぐるっとパスで入場)
大津絵は、滋賀県大津市の大谷・追分周辺で、江戸時代初期から旅人向けのお土産、護符として流通していた絵画です。その起源については諸説ありますが、一説によれば慶長年間に発生した本願寺の分立により、門前町からの立ち退きを命じられた絵仏師たちが追分の地に転居し、旅人相手に手頃な値段の仏画を販売したことがその始まりであると言われています。時代が降るにつれ、神社の絵馬に見られる図柄、あるいは風俗図など幅広い画題が取り入れられて世俗化していった大津絵は、同時代の絵画だけでなく、人形浄瑠璃や歌舞伎、浮世草子や合巻などの文学作品、そして道徳哲学の分野にも影響を与えるほど庶民の間に浸透していきます。
(『めぐりあう大津絵』展 ホームページより引用させて頂きました)
以前に家族で滋賀県を旅行した時に、「いいおみやげないかなぁ」と探す中で知った大津絵。祖母と大津絵グッズをお揃いで買って帰った思い出もあって、今回行ってきました(⁎˃ᴗ˂⁎)
力強いタッチ。ユーモラスで魅力的。
見ているとフフッと笑ってしまうような可愛さあり!
多くの文化人がその魅力にやられてしまい、蒐集、愛好したそうです。
太鼓を落としてしまい大慌てで釣り上げようとする雷様、僧衣を着て念仏を唱える鬼などなど。
大津絵には「大津絵十種」という代表的なモチーフがあるのですが、雷除けや夜泣き止めなど、護符としての意味合いもあるそう。
また、絵の側に書かれた「道歌」と呼ばれる教訓的な歌。絵と道歌を併せて、謎解きするように見るのも面白いです。
展示には、北大路魯山人が所蔵していた「鬼の念仏」の看板もあり、「この看板、すごくいい!」と思いました。
やっぱり大津絵好きだなぁ。
大津絵について知りながら、ゆっくりと作品を見ることができました♪
⑨楽しい隠遁生活―文人たちのマインドフルネス(~10/15 泉屋博古館東京・六本木)
(ぐるっとパスで入場)
美しい自然のなかで、四季のめぐりを感じながら、悠々自適に暮らせたら・・・。
絵画を通して、そんな理想の生活を堪能することができました♪
最後の方の展示にあった「酔客図巻」。
友人とお酒を飲みながら、書を片手に語り合ううちに、酔ってへべれけになって、色々とやらかしていく様子が描かれた巻物の絵画。面白かったです。
それまでの展示は、地位も財産も捨て、清廉に生きる様が描かれている作品が多かったので、ギャップにニヤリ。
そうはいっても、やっぱり仲の良い友だちとお酒を飲んだら、気持ちよく酔って、酔い過ぎて、壺に頭を突っ込むようなことしちゃうよね、、、と。いい感じにオチがついた気分でした。それも隠遁生活のひとつだ。
⑩恋し、こがれたインドの染織 ―世界にはばたいた布たち―(~10/22 大倉集古館・虎ノ門)
(ぐるっとパスで入場)
大倉集古館、初めて行きました。オリエンタルで独特な雰囲気が素敵。
数年かけて織られた美しいカシミールショールや、今や技法がわからない複雑な絞り染めのターバンの美しいこと!
フランスで作られた女性用キルトアンサンブルも、とても可愛くてセクシーで、印象に残りました(*´罒`*)
美術館は夕方で閉館してしまうことが多いので、午前中に予約が入っていない日の朝一番の時間や、ご予約とご予約の間が少し多めに空いている時に、コツコツ行ってます。
とはいえ、こんなに短期間にたくさんの美術展に行ったのは初めて!
前回も書きましたが、遅い夏休みの自由研究をしている気分です(笑)
今秋の気になる美術展、もう少しあるので、もうちょっとがんばろ♪
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