行きたいなとチェックしていた美術展が始まったので、行ってきました♪
『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』(東京都庭園美術館)(~8月25日)
「大正ロマン」を象徴する画家であり、
「夢二式」と呼ばれる美人画で人気を博した竹久夢二。
建物自体が芸術作品ともいわれる東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)で、
作品を堪能することができるということもあり、楽しみにしていました♪
展示は、竹久夢二の恋人「お葉」をモデルとした、幻の名画「アマリリス」から。
(長らく所在不明になっていましたが、近年発見。東京での公開は初とのこと)
竹久夢二が描く女性たちの、可憐さといったら♥
そっと後ろから抱きしめたくなるような儚さと優し気な雰囲気。
にじみ出るような色気。
夢二式美人の特徴でもある、S字を描く身体ラインのたおやかなこと。
(展示の一部、撮影可能)
「立田姫」↓ 竹久夢二の晩年の作品。愛らしい姿が特に印象的でした。
竹久夢二はグラフィックデザイナーの草分け的存在としても知られていますが、日用品のデザインの数々も見ることができます。
現存数が少ない貴重な油彩画や竹久夢二が作った人形、蔵書票(本の所有者を示す小さな紙片)の原画を見ることができたのも嬉しかったです。
『生誕130年 武井武雄展 ~幻想の世界へようこそ~』(目黒区美術館)(~8月25日)
東京都庭園美術館から徒歩で約20分(目黒駅より徒歩で約10分)。
目黒区美術館で開催されている武井武雄展に行ってきました。
大正期、子どものための文化が目覚ましく開花しました。1918(大正7)年には児童雑誌『赤い鳥』が創刊され、「童謡」が誕生します。伝承された昔話や民話だけでなく、これらを基に新たに創作された物語、さらに全く新しい創作童話も発表されました。しかし、当時出版された挿絵は、物語の添え物としかみなされませんでした。 このような状況下で、子どものための芸術こそ本物の芸術でなければならない、そのために「童画」という言葉を発案し、これを一つのジャンルとして確立することを目指し、活動した人物がいました。その人こそ武井武雄(1894-1983)です。今年、生誕130年を迎える武井の豊富な創作活動をふりかえる展覧会を開催いたします。
(武井武雄展ホームページより引用させて頂きました)
とても面白かったです(*ฅ́˘ฅ̀*)
(「本」の形をしている展示物は撮影可)
物語の「添え物」と軽んじられていた挿絵。はじめは依頼を受けてアルバイト感覚で描いていたそうなのですが、次第に、子どもの魂を揺さぶるような作品でなければならないという思いに駆られ、心血を注ぎ、芸術にまで昇華させました。
「童画」という言葉が使われたのは、銀座 資生堂画廊で開催された「武井武雄童画展」が最初なんだそう。
細部まで丁寧に描かれた、ユーモアあふれる作品の数々。
(私は、赤ノッポ青ノッポが特に好き。お笑いコンビみたいな表情が可愛い)
版画家としても活動しており、武井独自の表現にこだわった版画を見ることができる他、
限定200部豪華銅板絵本「地上の祭」↓も見ることができます。
(下がミラーになっていて、裏表紙も見ることができるよう展示されていました)
また、文章や絵だけでなく、本の素材・装丁・印刷方法などにもこだわり、本自体を芸術作品として創造した、「本の宝石」「本の芸術」ともいわれる『刊本作品』も約50年の間に139作品作っています。
こちらも幾つか展示されていたのですが、、、すごかったです!!!
ゴブラン織で作られた本↓
パピルスの栽培から始め、4年以上の歳月をかけて作られた本↓
麦わら細工の本↓
職人さんに細かく指示を出して作ってもらったようですが、解説文を読んでいると納得がいかなかった様子。素人である私は、素敵だなぁと思いながら見ていました。
他にも、紙に螺鈿細工ができる職人さんがいると聞けば、職人さんを探し出して螺鈿細工を施した本を作ったり(結局、紙に直接螺鈿細工をすると紙にシワがよってしまうため、間接的な方法がとられました。とても綺麗でした!)、
寄木細工・アルミナ磁器・友禅染・アップリケ・エンボス加工を施してみたり(想像していたようなエンボス加工がかからず、とてもがっかりしたそう)、
レーザー光線を用いた切り絵で作品を作ってみたり(定期的なホコリをとる清掃が機械に必要だったため、たいそう時間がかかったそう)、
紙の専門商社 竹尾のヴィベールを使った作品↓
ふわもこな感じが可愛かったです。
武井武雄御本人の感想も含め、展示・解説を見ていて、とても面白かったです。
手間と時間を厭わない挑戦がすごすぎる!!
この刊本作品は、会員にだけ「実費」で販売されており(会員でないと手に入れることができません)、会員の席が空くのを待つ「我慢会」という会もあったそう。
(ちなみに、我慢会への入会待ちをする「超我慢会」という会もあったそうです!)
美術展全体を通して、武井武雄の「こだわり」と飽くなき「挑戦」を感じました。
「本好き」にもおすすめの、見応えのある美術展です。
知らずに行ったのですが、武井武雄展の中で竹久夢二に関する記載もあり。
武井武雄は竹久夢二の作品を見て衝撃を受け、憧れを抱いたそう。
大正時代に誕生した子ども向け絵雑誌「コドモノクニ」では、一緒にお仕事をしています。
(コドモノクニは、他にも北原白秋・藤田嗣治・東山魁夷・中原淳一など、そうそうたる芸術家たちが作品を掲載)
作家さんたちの写真を見ながら、「竹久夢二の作品はつい先ほど堪能してきたところです!」と心の中で思いました。
(武井武雄が感じた竹久夢二の作品への感動を、感じることができたかな、なんて思ったり(੭ु ›ω‹ )੭ु)
繋がりのある美術展のハシゴという面でも、面白かったなぁ。
是非、両美術展に行かれることをオススメします。
武井武雄と日本童画会で志を共にした、目黒ゆかりの工業デザイナー 秋岡芳夫の童画作品も展示されていました(撮影可)
動物たちの可愛らしいこと♡
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