美術展好きにオススメの「ぐるっとパス」（2023秋）①（野又穫展・荒木珠奈展・ローマ展・南山城の仏像展）

いまさら夏休みと言うのもおかしな話なのですが・・・。
暑い時期が過ぎたら遅い夏休みをとって旅行に行きたいなぁと思っていたのですが、どうしても家族や友人と予定が合わず( ´^`° )

旅行じゃなくても気持ちがリフレッシュするようなことをしたいな。
どうしようかな。考える。

そんな時に知った
『東京・ミュージアム　ぐるっとパス』。
これだっ！

『東京・ミュージアム　ぐるっとパス』
存在は知っていたのですが、今まで使用したことはありませんでした。

「ぐるっとパス」とは、
東京を中心とする101の美術館・博物館・水族館・植物園・庭園等の入場券や割引券がセットになったお得なチケット。
有効期限は、最初に使用をした日から2か月間。
対象の施設の展示を1回、利用することができます。

お休み代わりに、美術展に行く時間を多めにとって。
ぐるっとパスを利用して、行ったことがない美術館や気になる2023年秋の美術展を、できるだけ楽しんでみようと思います♡
芸術の秋を満喫しよう(*´罒`*)

（ぐるっとパスの対象ではない美術展についても書いていますので、ぐるっとパス利用時は「ぐるっとパスで入場」、対象外美術展については「通常入場」と記載しました）

Contents

①野又穫 Continuum 想像の語彙（～9/24 東京オペラシティアートギャラリー・初台）
④うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈展（～10/9 東京都美術館・上野）
⑤永遠の都ローマ展（～12/10 東京都美術館・上野）
⑥特別展「京都・南山城の仏像」（～11/12 東京国立博物館　本館特別５室・上野）

①野又穫 Continuum 想像の語彙（～9/24 東京オペラシティアートギャラリー・初台）

（ぐるっとパスで入場）

空想の建築物を描く画家「野又穫」さん。
不思議な、廃墟のような、巨大な建物を見ていると、気持ちが心地よく「しん」と静まると同時に、なんとなくワクワクするような気持ちにもなって不思議。
野又穫さんの作品の、様々な「青色」もとても綺麗でした。
特に好きな作品をInstagramにアップしてます（青色作品集みたくなってしまいました）

②project N 91　小林紗織（東京オペラシティアートギャラリー・初台）

（ぐるっとパスで入場）
「音」を五線譜の上に描く小林紗織さんの作品、とても面白かったです。
色鮮やかに、様々な表現で描かれている音。
「綺麗だな」「可愛い」「ぐにょぐにょしてる」「すごい表現するなぁ！」とか、見ていて楽しい気持ちになりました♪
作品を見て、どんな音が聞こえたのだろう、と想像するのも面白かったです。

③収蔵品展076　寺田コレクションハイライト（後期）（東京オペラシティアートギャラリー・初台）

（ぐるっとパスで入場）
相笠昌義「ゴリラ」。インパクト強。
シュールで、でもなんともいえない可愛らしさが。ダウンタウンの浜田雅功さんのゴリラネタを思い出してしまいました。好きです。

以前も思ったのですが、寺田コレクション、素敵な作品が多いです。
那智の滝をテーマにした麻田浩「御滝図（兄に）」も好きな作品の一つ。

④うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈展（～10/9 東京都美術館・上野）

（ぐるっとパスで入場）
作品を見るだけでなく、作品を開けたり、入ったり。
参加型の美術展って、ドキドキ感があって楽しい！
可愛いものから、ちょっと怖いものまで、様々な作品がありましたが、全体に優しい雰囲気で癒されました。物語の世界に入り込んだみたい。
見ていた人が、みんなとても楽しそうにしていたのも印象的。
また荒木珠奈さんの美術展があったら行きたいです♪

（荒木珠奈展　美術展チラシ↓）

⑤永遠の都ローマ展（～12/10 東京都美術館・上野）

（通常入場）
同じく東京都美術館で開催していたので、行ってきました。
彫刻の素晴らしいこと！ローマ、すごいな。
初来日「カピトリーノのヴィーナス」像。
ヴィーナス像の周りを、ぐるりぐるりと３６０度眺める。
美しかったです。恥じらいのポーズ好き♡
ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージの「トラヤヌス帝記念柱」のエッチングも、とても緻密に描かれていて「うわぁぁぁ」と思いながら見ていました。トラヤヌス帝記念柱、実物を見てみたくなります。
コンスタンティヌス帝巨象の原寸複製も迫力があって！個人的には頭部より左足にグッときました。
肖像はカラカラ帝が一番好き。ワイルドなお顔が素敵。カラカラ帝の温泉タオル買えば良かったな。美術展グッズも充実してます。

（モエシアの艦隊　トラヤヌス帝記念柱からの石膏複製　撮影可↓）

⑥特別展「京都・南山城の仏像」（～11/12 東京国立博物館　本館特別５室・上野）

（通常入場）
せっかく上野へ行ったので、気になっていた仏像展にも行ってきました。
展示スペース自体は広くはなかったのですが、南山城に伝わる貴重な仏像をゆっくりと見ることができて、大満足。

特に好きだった仏像は、
寿宝寺の「千手観音菩薩立像」「降三世明王立像」（↓写真）と「金剛夜叉明王立像」。
寿宝寺の千手観音菩薩立像は、国内でも珍しい、実際に千本近い手を持つ、千手観音様なんだそうです。わさぁと広がる手をじっくりと見てきました。優美な手です。
降三世明王立像は、腕が、、、腕が今にも動きそうで、ちょっと怖っΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！と思ってしまったりもしたのですが、この動き出しそう感を彫れるのがすごい、とも思いました。怖いけど、かっこいい！目が離せなくなります。
仏像大使（みうらじゅんさんといとうせいこうさん）監修のオリジナルグッズのひとつ、薬師如来のおくすり手帳も買えました♪縁起がよさそうとsnsで見て(笑)祖母に送る予定です( *´ω`* )

そのまま常設展へ。↓の写真は常設展の仏像になります。
こんなに仏像を見たのは久しぶり！

今回はここまで♪
ぐるっとパス対象施設の案内パンフレットで「こんな素敵な美術館があったんだ！」と初めて知った美術館や施設も。楽しい発見にもなりました。