アロマテラピー

男性の方にこそ日本産の精油がおすすめと言いましたが、「和精油」って何?

以前ブログで、「男性の方にこそ日本産の精油がオススメです♪」という記事を書きましたが、今日はその「和精油」についてご説明したいと思います♪

アロマテラピーって何?という方は、
アロマテラピーとは
アロマテラピーが身体に作用するメカニズム
精油って何?
どれも長い文章ではないので、ご覧頂けたら嬉しいです(´∀`*)

和精油とは、日本で生まれ育った植物から芳香成分を抽出したもののことです。
例えば、杉、ヒノキ、柚子、山椒・・・など。
私たちにとって馴染みがあり、同じ風土で育ったもの。

食べ物で考えるとわかりやすいかと思いますが、
洋食も美味しいけれど、和食には美味しさとは別に懐かしさや思い出、親しみ、身近さを感じませんか?

精油も同じこと。
ラベンダー、ユーカリ、クラリセージ、カモミール、ティートリーなどアロマテラピーで用いられる精油は数多くありますが、
知らない海外のお料理を食べる前はやや警戒感を抱いてしまうように、知らない香りに警戒感を抱いてしまう方もいるのではないでしょうか?
もちろん実際に食べてみたら「美味しい!また食べたい♪」と感じることも多くあるように、
知らなかった精油も感じてみたら「なんていい香りなんだ!この香りが好きだ♪」になるかもしれません。
ただ、アロマテラピーをあまりご存知ない方には親しみやすい「和精油」から香りを感じて頂くほうが香りを心地よく受け入れてもらいやすいかな、というのが私が感じたことです♪

そんな「和精油」がアロマテラピーの世界の中で、盛り上がりを見せ始めたのは数年前から。
国産の精油は以前は作っているところが少なかったのですが、近年一気に増加したと思います。
アロマテラピーの専門誌「aromatopia」でも、記念すべき150号では「日本産精油の今、そしてこれから」という特集が組まれています。

内容としては、国産精油の歴史、国産精油を作っているメーカーさんの紹介、そして国産の精油を商品とすることの難しさなど。
読んでみて、改めて精油を作り、商品化することに生産者さんが多大な努力をされているを感じました。

いい精油を作ろうという努力の上に、実際商品化となると精油を入れる瓶やパッケージのデザイン、ホームページの作成、販売経路の確保、精油成分の検査など。。
精油を作られているメーカーさんは個人や少人数で仕事をされている会社さんが多いので、これらは大きな経済的負担となります。
(実際私が見学させて頂いたメーカーさんもやはり少人数、もしくはお一人でされている方が多かったです。)
それらをクリアする過程で、挫折されてしまうメーカーさんも多いのだとか。。。

また、例えば個人の楽しみとしてアロマテラピーを楽しむ際には構わないと思うのですが、サロンでお客様のトリートメントに用いるとなると、精油の元となる植物がどのような環境で作られたものなのか、その精油にはどのような芳香成分が含まれているかの芳香成分の検査表(精油成分分析表)なども重要となってきます。
本にも書いてありましたが、それらが一切わからないと、お客様の大事なお身体を預かるアロマセラピストとしては購入を躊躇してしまうのも確かなのです(´;Д;`)
(ですが、精油成分の分析検査、高いんですよね泣)

なので、そんな数々の困難をクリアされ、国産の精油を私たちの元に届けてくださっている方々に、アロマセラピストとして、一人のアロマ好きとしても頭が下がる想いです。
ありがとうございます!

当サロンで扱う精油全てを和精油で揃えることは、お客様のお身体の状態に合わせた精油のブレンドを考えると難しいのですが(学術的な研究が今後どんどん進んでいくと思いますが、まだ国産の精油は研究が多くないこともあります)、それでも出来るだけ多くの和精油を扱えていけたらなぁと思っています♪

次回は、私が実際に見学させて頂いた和精油メーカーさんについて書きたいと思います♪


人気ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村