日々いろいろ

2024年GW後半におすすめ!京王線美術展めぐり(ほとけの国の美術展・川瀬巴水 旅と郷愁の風景展)

先日のお休みの日に、行きたかった美術展をハシゴしてきました。
どちらも京王線上なので、行きやすかったです♪

GWに入りましたが、どこに行こうか迷っている方がおられましたら、
京王線に乗って、古きよき日本の文化に触れる美術展巡りはいかがでしょうか?( *≧v≦)ノ

『春の江戸絵画まつり ほとけの国の美術』展

府中の森公園の中をお散歩しつつ、
開館時間に合わせて向かったのは、府中市美術館。

「仏教」をキーワードとした作品が展示される
『春の江戸絵画まつり ほとけの国の美術』展をみてきました(5月6日㈪まで

入ってすぐに展示されているのは、
京都市・二尊院が所蔵する「二十五菩薩来迎図」(全17幅)。
亡くなった方を、極楽浄土から菩薩様たちが迎えにきてくれる図なのですが、
ふわりと揺れる衣、舞う花弁、菩薩様たちが奏でる楽器の音色が聞こえてきそう。
全部で17幅もある、優美な世界にうっとり。
二尊院さんのホームページを見たら、調査・修復を終えて、昨年の秋に数百年ぶりに特別大開帳が行われたそうです。

極楽浄土、素晴らしい。
と思いつつ進んだ先に、地獄が待っていました。

「怖っ!!!!!!!」と心の中で絶叫。

金沢市・照円寺が所蔵する「地獄極楽図」(全18幅)。
色鮮やかに描かれる、地獄と極楽。
とりわけ、地獄の凄まじさといったら!
血しぶきあがる、ばらけた手足や首がまう、串刺される、引き裂かれる。
これでもかと繰り出される、地獄の亡者への、鬼の拷問の数々。
様々な地獄が、結構大きく(絵の幅1m、高さ2.3m)、かなり色鮮やかに、大迫力で描かれています。強烈。悪いことはしちゃいけない、と心から思いました。
こちらも普段は、照円寺さんで春秋に特別開帳されているようで、お寺の外に出るのは今回が初なんだそうです。
(府中市美術館のsnsで見て「地獄絵図を見る機会はなかなかないし、見てみたいなぁ」と気になっちゃいました。想像以上の絵がみれてよかったです)

他にも、北斗七星や星座が描かれた星曼荼羅図(こういう曼荼羅図もあるんだと思いました)や河鍋暁斎の波乗り観音図屏風(鯉?だったと思うのですが、魚の背に観音様が立って、波に乗ってます)、円空が彫った味のある仏像も印象的でした。
最後は、様々な動物を描いた作品が展示されていたのですが、長沢蘆雪の子犬たちの可愛いこと♥
二匹の子犬が寄り添う後ろ姿を描いた「枯木狗子図」、可愛さの破壊力がすごいです。
(子犬づくしのポストカードも思わず、買っちゃいました)

会場外には、ポケットご本尊作り・ぬり絵コーナーあり。
ポケットご本尊作ってきました(右上)

府中市美術館の、この窓が好き↓

『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』展

再び、京王線に乗って、八王子に移動。
八王子市夢美術館で開催されている『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』展をみました。

大正から昭和にかけて活躍した木版画家・川瀬巴水(1883〜1957〔明治16〜昭和32〕年)。近代化の波が押し寄せ、街や風景がめまぐるしく変貌していく時代に、巴水は日本の原風景を求めて全国を旅し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を描きました。巴水とともに木版画制作の道を歩んだのが、新時代の木版画「新版画」を推進した版元の渡邊庄三郎(現・渡邊木版美術画舗初代)や彫師、摺師といった職人たちです。四者は一体となって協業し、伝統技術を継承しながらもより高度な技術の活用を求めました。そして新たな色彩や表現に挑み続け、「新版画」を牽引する存在として人気を博します。
本展では、季節や天候、時の移ろいを豊かに表現し「旅情詩人」とも呼ばれた川瀬巴水の画家としての生涯を、初期から晩年までの代表的な作品とともに紹介します。まとめて観る機会の少ない連作(シリーズ)も含め150点あまりを展示し、叙情的な巴水の世界へと誘います。
(八王子市夢美術館「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」より引用させて頂きました)

これまでに行った美術展で、数点、川瀬巴水の作品を見る機会があったのですが、いつも綺麗だなぁ!と。今回、八王子市夢美術館で川瀬巴水の個展が開催されるとのことで、開催前から楽しみにしていました♪

最高でした⑅ර⌔ර⑅
美しい色(特に青色のグラデーションがとても綺麗!)、
懐かしさを感じる日本各地の風景(特に自然の景色が私は好きです)。
奥行き感があって、見ていると、作品の世界の中で景色を見ているような気分になります。
寂しすぎるわけではなくて、心地のいい孤独感を感じられて、見ているとざわついていた気持ちが落ち着くような感じ。

図録とポストカード、買っちゃいました。
ポストカードは左から、「三菱深川別邸の図 池畔客室の雪」「旅みやげ第二集 奈良二月堂」「東京十二題 春のあたご山」。

どの作品もとても素敵なのですが、滝にハラハラと紅葉が落ちていく「しほ原雄飛の瀧」が、私は特に印象的でした。滝の側で、そんな様子を眺めている気分になれます。

版元の渡邊庄三郎さんのエピソードも好き。
渡邊庄三郎さんは、より素晴らしい作品を作るため、職人さん達にも型にはまった仕事ではなく、創意工夫することを求めたそうです。それゆえに、川瀬巴水と職人さんがぶつかってしまうこともあって、そんな時に上手く仲裁に入ったり。
川瀬巴水が急に風景の写生を始めた時は、その間、黙って傘をさしかけてあげたり、
関東大震災で意気消沈する川瀬巴水や職人さんたちを鼓舞して、川瀬巴水には仕事ができる環境が整うまで旅に行ってくるよう送り出したり。チーム川瀬巴水、かっこいい。

クマパフェ♥

八王子市夢美術館を出た後は、次の目的地である「子安神社」さんに向かいつつ、参拝前に神社さんの近くにある「町屋カフェ 金多屋」さんでおやつタイム。
メニューを見ていたら、「チョコパフェ、、、クマにしてくれる、、!」というわけで、「クマパフェ」をいただきました♪
(撮影OKとのことだったので、クマパフェと外観の写真を撮らせていただきました)


八王子パッションフルーツソース、フルーツグラノーラ、ブラウニー、、
可愛いし、とても美味しかったです♥

子安神社

最後は、1,000年以上の歴史をもつ八王子の古社「子安神社」さんを参拝しました。
境内は緑が多くて、新緑が綺麗。


安産祈願のため創建されという由来もあり、安産・子授け・縁結びなどのご利益をいただけるそうです。
底が抜けた柄杓で水をすくって、水が抜けるように安産であることを願う、底抜け柄杓祈願↓

ご神池。水面がキラキラと建物に映って綺麗でした。

5月末にはキツネに化ける「八王子きつね祭」が行われるそう。
狐のお化粧などをしていただくこともできて、とても楽しそうです♪

ブログ後半は美術展+αな内容になってしまいました(。-∀-;)が、一日充分に楽しめると思います。
是非、おすすめです♪

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