先日、日本Men`s Health医学会の学会をこっそり聴いてきました♪
以前から気になっていたのですが、医療関係者ではないしなぁと(´・ω・`)
気になりつつどうにもならなかったのですが、今回事情があり、メディカルスタッフとして聴くことが出来ました♪
当日、スーツ姿のお医者さま達の中で、すんごい場違い感を感じつつ(笑)、こっそり会場の片隅の席へ。
「学会ってこんな感じなんだー」と内心ドキドキ♪
内容については、聴いていてわかりやすいものから、専門的すぎて素人の私にはさっぱりのものまで様々。
ですが、わからないなりにも勉強になるものばかりでした!
学会を聴けたのは1日だけでしたが、とても楽しかったです♪
(大学の授業のような雰囲気に、妙にぐったりもしましたが(笑))
今回、私が一番聴きたっかたのは、「性ホルモン研究の最新トピック」の「植物性香気成分は更年期女性の唾液中テストステロン濃度を増加させる」という篠原一之先生の研究。
学会全体として、男性ホルモンや男性の更年期がテーマになっています。
いざ、発表が始まると、、、うわぁメモが追い付かないーーーー(´;Д;`)
すっごく興味深い内容にじっくりスライドを見ながら聴きたいのですが、さくさく進んでしまって大混乱(汗)
男性も女性も、体内では男性ホルモン・女性ホルモンの両方が作られ、心と体に作用しています♪
更年期に女性は、閉経にむけ女性ホルモンが減少していってしまうのと同時に、男性ホルモンも、個人差はありますが20〜30%まで落ちてしまうそうです。
男性ホルモンの身体に与えるチカラは、以前書いた通り。
活発的な行動、冒険心や競争心、チャレンジ精神、やる気、根気といった感情面や、協調性や社交性、公平性といった行動面への働きかけ。
それに、記憶や学習・認知機能を司る海馬や睡眠などにも影響を与えます。
女性でも、男性ホルモンが激減してしまうと、やる気が出なくなったり、無気力になったり、ひどい場合ですとうつ状態になってしまうことも(´д`、)
女性の更年期障害の症状には、このように男性ホルモンの低下からもたらされるものもあるのです。
女性の更年期障害の治療法としてはホルモン補充療法がありますが、
女性ホルモンを補充するホルモン補充療法(HRT)は、受けられない人やリスクを心配される人も多く、欧米が30〜40%の普及率に対して、日本では2%程度。
ましてや女性に対しての男性ホルモン補充療法は少し知られてきたかなぁという感じでしょうか。
内容は、普及率が低いホルモン補充療法の代替療法として植物の香り成分を用いて嗅覚へとアプローチする方法(アロマテラピーですね)で性ホルモンを増やせないか、というものでした!
アロマセラピストとしては、すっごく気になる内容ですヽ( ´ω` )ノ
以前にも書きましたが、アロマテラピーは嗅覚を通して、脳へと直接影響を与えることが出来るため、性ホルモンを作るように指示を出す脳の視床下部という場所にも影響を与えることが出来ます。
上げる性ホルモンとしては、今回メインでお話しされていたのが男性ホルモンであるテストステロン。
香りでテストステロンを上げることで、
- 疲労感の減少
- 記憶力や集中力への効果
- 脂質の変化
などが期待できるそうです。
もちろん、低下してしまったテストステロンを上げることで、やる気や好奇心といったアクティブな感情への影響も期待出来るはず♪
実験内容については、ざっくりと簡単に書くと、
アロマテラピーで用いられる精油(10種類)と植物性単一香気成分を、排卵がなく月経が不規則になった被験者に嗅がせて唾液中のテストステロン濃度が上がるかどうか、というもの。
その結果、ジャスミン精油、ローマン・カモミール精油、クラリセージ精油でテストステロン濃度が上がったそうです。
ただ、更年期女性のテストステロンは上がったが、若年期女性のテストステロンは上がらなかったとのこと。
(これに関しては、女性ホルモンであるエストロゲンでも同様だったそうです。エストロゲンの実験内容については、色々追いつかず聞き逃しました(泣))
(↑エストロゲンの実験でデータを見つけたので、下部に書きました。)
更年期女性は性ホルモンが低下してしまっているため、その部分でも精油からいい影響を受けますが、若年期女性は体の中でしっかりと性ホルモンが作られているため、精油の成分がそこでは影響しなかったのだと思います。
以前にも書きましたが、精油は例えるなら漢方薬のようなもの。
身体全体に幅広く影響を与えますが、自然のもののため、その影響は穏やかでゆっくり。
必要な場所に、私達の身体が自然と取り込み、不要なものは排出されていきます♪
ジャスミン、ローマン・カモミール、クラリセージは月経痛や月経不順、更年期などの症状を緩和してくれる、女性のお助け精油としても昔から有名。
特にクラリセージ精油に含まれるスクラレオールという成分は女性ホルモンであるエストロゲンと成分が似ているため、エストロゲンと似たようなチカラを身体に発揮すると言われています。
今まで、これらの精油の「女性ホルモン」に対する効果にばかり目を向けていましたが、今回男性ホルモンも上げてくれることを知り、身体全体の性ホルモンのバランスを整えてくれるチカラがあるのかなと思いました(`・∀・´)っ
そして、実験は更年期女性に関するものでしたが、
女性ホルモン・男性ホルモンが下がってきてしまった女性に対して、この3つの精油が両方のホルモンを上げ、働きを助けるような効果が期待できるのならば、
同様に性ホルモンが下がってしまっている更年期男性にも、同じような効果が期待できるのではないかなぁとも思いました(・ω・´)ゝ
(今後、更年期男性に対する香りの研究も増えればいいなぁ)
この発表をされている時に、「香りを嗅ぐだけで、男性ホルモンが上がる」「女性ホルモンが上がる」という先生が作られた2種類の香りを会場で回されていました。
「何それ!すっごく気になる((*゚Д゚)!!!!」と内心で大盛り上がりの私(笑)
ですが、残念ながら私の席までは回ってきませんでした(´;Д;`)
うぅ〜残念すぎる。。
そして、どんな香りだったのかいまだに気になります(笑)
他には、女性(年齢を問わず)への男性ホルモン(テストステロン)の影響として、
- 男性は女性と接するとテストステロンが上がるが⇒女性もイケメンに対してテストステロンが上がる(ただしイケメンに限るそうです(笑))
- 男性は「勝利」することでテストステロンが上がる⇒女性も同様にテストステロンが上がる
- テストステロンが高い方が「再挑戦」する確率が高い(根性ですね!)
- フェアな行動も多くなる(人望が高まります!)
などが実験でわかっているそうです♪
女性というと、心も体も魅力的な女性になるために大きな役割を果たしているのは「女性ホルモン」と思われがち。
もちろんメインの性ホルモンである女性ホルモンが、大きな影響を与えているのは間違いありませんが、男性ホルモンもまた魅力的な女性を作るための大切な性ホルモンなのですヾ(*´∀`*)ノ
講演、本当勉強になりましたし(男性ホルモンに関しての講演でまさかアロマの勉強が出来るとは思いませんでした(笑))、面白かったぁ♪
頑張って聴いたつもりですが、短時間の濃厚な講演に聴きながら書いてーーーヾ(´゚Д゚`;)ゝとテンパリ状態だったので、間違った理解を書いていたらすみません汗
メンズヘルス医学会に行ってきましたーと言いつつ、今回更年期の女性と男性ホルモンについてのお話しになってしまいましたが、
学会の講演のメインはもちろん男性の更年期や健康に関するお話し。
それに関しても、また書きたいと思います(。・w・。 )
追記
篠原先生のエストロゲン(女性ホルモン)に関する実験データを見つけたのでリンクを。
ゼラニウム精油とローズオットー精油で、唾液中のエストロゲン濃度が上がったそうです。
公益社団法人日本アロマ環境協会(略称:AEAJ、東京都中央区)は、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科神経機能学の篠原一之教授と共同研究を行い、精油の吸入が女性ホルモンに与える影響を確認しました。
https://www.aromakankyo.or.jp/pdf/news/417/web_%20estrogen_final.pdf
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