男性ホルモンと男性更年期

男性の中の女性を活かした健全モテのすすめ♪

前回に引き続き、今回も オススメ本である

女医が教える 働く男の怒りと疲れをパワーに変える処方箋

女医が教える 働く男の怒りと疲れをパワーに変える処方箋

の内容をご紹介していきたいと思います。
今回は、本の内容の中で私が気になった「健全モテのすすめ」について♪

本の中で書かれている「健全モテ」とは、恋愛において女性からモテる言動というのではなく、職場や日常生活において女性(のみならず同性からも)から好感をもたれる男性の言動のことです。

ここでいう「できる男性」とは、周りと上手に協力関係を作りながらチームで業績を上げるタイプのできる男性です。「モテる」というのも、男性的魅力をガンガン・ギラギラ全開にしてオスとして女性を惹きつけるというのではなく、男性、女性ともに好感度が高く、爽やかに人気があるタイプのモテ方です。

そういった男性たちは、自らの中の「女性性」を上手く活用している方が多いそうです。
女性性とは、、、優しさ、気配り、柔軟さなど。

実は、この本を読んでいる時に、ちょど同時に読んでいたアロマテラピー関連の本にも男性性・女性性に関する内容があり、内容についてもつながりがあるもの。
それで余計に、今回本をご紹介しつつ、アロマテラピーも交えて書けたらなぁと思った次第です♪

女性性とは

以前にも書きましたが、私達は体の中で男性ホルモン・女性ホルモンの両方のホルモンを作っています。
比率については男性の体内にある女性ホルモン(エストロゲン)の量は女性の約半分、
女性の体内にある男性ホルモン(テストステロン)の量は男性の約10分の1から多くても約3分の1とのこと。
男性ホルモンは、やる気・リーダーシップ・チャレンジ精神・冒険心などを、
女性ホルモンは、穏やかさ・柔軟性・優しさなどを、もたらします。

本では、純粋に男性の中の優しさや気遣いといった部分を女性性として書いていますが、私個人としてはこのような女性ホルモンの影響もあると思うのです。

男性の中の女性性を活かすというのは、(女性ホルモンがもたらす)優しさだったり気遣いだったりを上手く活用すること。

「俺についてこい」という男性ホルモンばっちりの男性は頼りがいはありますが、それだけでは周りも疲れてしまうというもの。
そこに女性ホルモン的「柔軟性」「気遣い」などが加わったら、それこそ好感度は最高だと思います(笑)
また、女性性が磨かれている男性は、意識しなくとも、女性の気持ちを理解しやすい方が多いなぁとも個人的に思ったり。。。

本にも書かれていますが、今は以前と比べ、サービスや商品を提供する際には女性の購買決定権が強く、それらを考える上で、女性の視点や女性の従業員の女性特有の感性や細やかな気配り、アイデアを重視する企業が増えてきています。
女性性を磨き、活かすことは、職場において「デキる」「モテる」だけでなく、仕事でも十分に活かすことが出来ると思うのです。

女性性の磨き方

本では

  • いい女性の友達を持つこと
  • 女性の特徴が描かれた小説やドラマ、映画を見る
  • 女性向けの雑誌から情報収集
  • 女性の著者が書いたコミュニケーション本やビジネス書を読む

などの方法が紹介されています。
とりわけ著者さんが重視しているのは「いい女友達」を持つこと。
精神科医・産業医として多くのビジネスパーソンと接してきた著者さんによると、

「女性性の理解が深く上手に活用しているな」と感じる男性には、男らしさもしっかり備わっている方が多いです。
基本は男性性を表現しながらも、女性的な要素もさらりと使いこなしているからこそ、統率力を発揮しながらも協調性の高い仕事がこなせるし、魅力的で、男女ともに好かれるのかなと思います。
こうした方にほぼ共通するのは、「いい女友達を持っている」ということ。
話を聞いていると、知的な有職女性の友達をかなりの確率で持っていらっしゃいます。
しかも同じ会社内や職種ではなく、むしろ異業種で仕事上の利害関係がほとんどない女性いい友達関係を築いていることが多いようです。

とのこと。
女性と接する中で、女性特有の着眼点や心配りを感じたり、アドバイスをもらったりする中で自然と女性性が磨かれ、同時に男性性も高められるそうです。
ちなみに、そのような女友達を作る場としては、異業種交流会やSNS交流会、ボランティアや同じ趣味の集まりを、そして1対1で付き合うのではなく、グループでのおつき合いをすすめられています。
1対1はなかなか誤解を招くこともあると思うのでグループでのおつき合いに同感です(笑)

女性性と男性更年期

男性の更年期障害を考える中で、いままで加齢により減ってしまってきた男性ホルモンをどのようにしたら減少を抑えることが出来るのだろうか、ということばかりを考えていました。
ですが、この本を読んで目からウロコ。
男性の中の女性性もかなり重要なのでは・・・。

男性は年を重ねると、「若い時と比べ、丸くなった」と言われることが多くなったり、自分で思うことが増えると思います。
もちろん人間としての成熟度もありますが、男性ホルモンが自然と減り、女性ホルモンのチカラが見えてくるということも。
そういう男性は、自分の意見を押すだけでなく、人の意見に耳を貸したり、包容力があったりと「魅力的」な部分が増加している方も多いと思いませんか?

男性ホルモンを増やすことだけでなく、年を重ねることで逆にいい感じに見えてきた女性ホルモンのチカラも上手く高めることが(女性ホルモンを増やすという意味ではなく)出来たらと思いました。
その時に読んでおり、参考にしたアロマテラピーの関する本がこちら。

植物の三層(花・葉・根)精油によるホリスティックセラピー

植物の三層(花・葉・根)精油によるホリスティックセラピー

  • 作者: ディートリッヒ・ギュンベル,Dietrich Gumbel,印藤元一
  • 出版社/メーカー: フレグランスジャーナル社
  • 発売日: 1998/02/10
  • メディア: 単行本
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この本ではアロマテラピーで使われる精油を、精油を採れる植物の部位(葉や実など)やその効果から男性的作用女性的作用を持つものとわけています。
こんな風に考えることもできるんだぁと読んでびっくり♪
紹介されている精油はこちら。

男性ホルモン的

  • パインニードル
  • レモングラス
  • ローズマリー
  • タイム
  • レモン
  • サンダルウッド

女性ホルモン的

  • ユーカリ
  • ミント
  • ラベンダー
  • セージ
  • オレンジ
  • ベチバー

香りの好みは人それぞれなので、一概には言えませんが、面白いことに男性ホルモン的と分類されている精油は、男性に好まれやすい精油かとも思います。

この分類は決して男性ホルモンや女性ホルモンを増やすというわけではなく、簡単にいうならば男性ホルモンのような(身体を活性化)、女性ホルモンのような(身体をリラックス)働きをしてくれる精油という分け方。
本当は精油ごとに体のこの部位により効果的ということも書かれていたりするのですが、そちらは説明すると長くなってしまいそうなので(苦笑)

例えば、男性ホルモン的作用を持つ、香りを嗅ぐと爽やかさと口の中がすっぱくなるような「レモン」の精油。
気持ちの不安定を鎮静化させ、冷静・明瞭化し、リフレッシュさせると共に、体と精神の集中度を向上させます。(活性化
逆に女性ホルモン的作用を持つ、爽やかさとお腹が空くような甘さのある「オレンジ」の精油。
気持ちを明るく前向きにリラックスさせると共に、心と体を調和させ、感受性を高めてくれます。(リラックス

オイルトリートメントを行う上で、
ストレス社会で、ストレスからガクンと減少しがちな男性ホルモンの分泌を促してくれる精油(ニアウリ・ネロリドール精油やパイン精油など)と、
リラックスさせてくれると同時に気持ちに余裕や優しさ、感受性をもたらし、高めてくれる女性ホルモン的な作用を持つ精油をブレンドしてマッサージオイルとして用いたいなぁと思ったり(香りの好みがあるので、好みが合えばですが)。

ご自宅なんかでも、女性的作用を持つ精油の芳香浴オススメです。
男性に限りませんが、優しさ・気遣い・柔軟さといった「女性性」。
それらは気持ちに余裕というかおおらかさというか、そういうものがあってこそ出来ると思うのです。
仕事などで気が急いていたり、ストレスや悩みで余裕がなかったりすると、周りのことも見れなくなりがち。
そんな時、一呼吸置くためにもオススメです♪

男性の笑顔ほど魅力的な武器はない

「いい笑顔」というものは人を安心させてくれますよね。
男性は女性と比べ体格や力が大きいので、女性は本能的に恐怖を感じてしまうそうです。
なので、無口で笑顔の少ない男性には、女性はなんとなく近寄りがたかったり(男性もでしょうか)。
なのでいい笑顔で「ちょこっと声掛け」上手な方は、女性男性問わず、好感度が高いそう♪
声をかけてくれるということは、自分のことを気にかけてくれているということで、掛けられた方も嬉しくも感じますし、自分からも話しやすく、コミュニケーションがとりやすくなります。
ただし、

ポイントはあくまでも「さらっと」。
相手が忙しそうだったり話したくなさそうだったりするとそれ以上は話しかけませんし、逆に相手が話に乗ってくると楽しそうに数分雑談に興じます。その場の状況を上手に察して、機転を利かせるのです。

ということ。
確かに、今はダメという状況でしつこく声掛けをされると逆に好感度が下がってしまうというのも、わかる(笑)
女性は男性と比べ話し好きな分、上手い声掛けをする方も多いので、さりげなく観察してみるのもいいと思います♪

いい笑顔でいるということは、健康であるということ。
自分を形作る食事や睡眠、疲労・ストレスコントロールの方法が今回ご紹介した本には、かなりわかりやすく実践しやすく書かれていました♪
もう本当全部ご紹介したいぐらいなのですが、そういうわけにもいかないので、気になった方は是非読んでみてくださいヾ(*・(エ)・*)o