男性ホルモンと男性更年期

「挑戦」が男性ホルモンを増やすのです♪

男性ホルモンのメインともいえる「テストステロン」。
男性からしてみれば、「男性力」を強めるテストステロンを大量にばんばん分泌したいっ!と思う方もいるかもしれません。(私も、ウルツヤになれる女性ホルモンを大量に分泌して維持したい!と思いますもん(笑))

ですが、元々テストステロンの分泌量には大きな「個人差」があるといわれています。
以前にも書いた通り、若い方でもテストステロンの分泌量が元々少ない方もいれば、年配の方でも20代男性と同じくらい、またそれ以上に分泌している方もいます。
では、生まれつき男性ホルモンが少ない男性は不利じゃないか、と思われる方もいるかもしれませんが、、、それは大きな間違いです!

男性ホルモンは最低限、どのくらい分泌されていれば「男性性」は保たれるのでしょう?

男性更年期障害があらわれてしまう最大の原因は、「男性ホルモンの低下」ではないんです。これまで度々、 男性更年期障害とは、、、年齢を重ねるにつれて、男性ホルモンが低下し、バランスが崩れ、そのことが原因であらわれる様々な心...

「男性更年期障害があらわれてしまう最大の原因は、「男性ホルモンの低下」ではないんです。」という記事の中で、10代から70代まで、年代別のフリーテストステロン値の研究結果を引用しましたが、著書では結果を踏まえ、

20歳代から70歳代にかけて基準上限値は大幅に低下するのに対し、下限値は僅かな低下であった。その下限値は加齢でほとんど変化がないことから「男性らしさ」を維持するには(フリーテストステロン値)最低限5pg/ml程度の血中濃度を必要とすると考えられる。

「男性更年期障害 LOH症候群」 奥山 明彦 編集
「内分泌内科医の視点から」より抜粋引用

と述べています。

最低限5pg/ml(pgとは1兆分の1グラム!です)あれば、基本的な「男性らしさ」は保たれるんです。
大事なのは、生まれつきの男性ホルモン分泌量が多い、少ないではなく、
個人が元々分泌する男性ホルモンの量(その量がその人にとって「調和」のとれている量なのですから)低下をいかに抑えるか、ホルモン分泌量の「落差」を少なく出来るか。
年を重ねることで、男性ホルモンの分泌が減っていってしまうことは生物として当然のこと。それをいかに少なく出来るかが、鍵になっていきます。

男性ホルモンとチャレンジ精神

男性ホルモン(テストステロン)分泌量が高いといわれている職業・低いといわれている職業がわかっています。
高いといわれている職業は、スポーツ選手建設業漁師猟師俳優音楽家といったフリーランスな職業。
低いといわれている職業は、医師教師牧師など規範に従うことが重視される職業。ある研究によると、都市部のサラリーマンは男性ホルモンの分泌量低下が速く、農業や漁業などの仕事をされている方は男性ホルモンの分泌量低下が緩やかなんだそうです。

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「海の男」、男性ホルモンが高そうなイメージがありますよね♪
これには、日々の運動量、食生活、生活環境、ストレスの度合いなどが影響していますが、「挑戦」も大きく影響をしていると私は思います。

男性ホルモンは脳にも影響を与え、前向きさやチャレンジ精神を引き出しますが、
逆に、何かと競い合い、大きな挑戦をしている時に、男性ホルモンはばんばん分泌されるのです。
これは男性の「縄張り」本能が刺激されてのことと考えられます。
よりよいメスを伴侶にするため他のオスと競い合う、家族を守るため他の集団と戦う、家族や自分の属する集団がよりよい環境で過ごせるよう未知のことに挑戦する、太古よりオスが担ってきた役割的本能です。
リスクを伴うようなことへ挑戦する時に、男性ホルモンはばんばん分泌されていき、見事チャレンジが達成された時、男性ホルモンの分泌量は更に上がります。
例えば、
スポーツ選手は試合前に男性ホルモンの分泌量がどんどん上がっていき、試合に勝った選手の男性ホルモン値は更に上がったとの研究結果があります。
またアメリカの研究では、
学生をチームに分け、暴力的なビデオゲームで競い合わせたところ、勝ったチームの学生は負けたチームの学生より男性ホルモン値が増加し、更に中でも一番勝利に貢献した学生は特にその傾向が顕著だったという報告や、
好きなスポーツチームの試合を観戦した時に、勝った場合はテストステロン分泌量が増加し、負けた場合は低下したとの報告もあります。
後ろ2つは、疑似体験的なところもありますが、自分や自分の縄張りと考えられる集団が、何かに挑戦し達成されたり、競い合い勝った時に、男性ホルモンはばんばん分泌されるのです。
ちなみにチャレンジに失敗すると一時的ではありますが、男性ホルモンが下がる傾向にあることがわかっています。

また男性ホルモンは「認められる」ことでも、分泌されます。
自分という存在が他の人に認められるそんな「承認欲求」が満たされる時にも、男性ホルモンの分泌は上がるのです。
このことも男性の縄張り意識と深く関係しているんでしょうね。

まとめると、
男性ホルモンをばんばん分泌させる方法には、

  1. 何かリスクを伴うような(疑似的でもよい)に挑戦する
  2. 競い合う(出来れば勝利する)
  3. 認められる

スポーツでは、今の時期はスキーやスノーボード。
夏には海で泳ぐことがよいと思われます。
草野球(試合に勝てれば尚よし(笑))。
手軽に出来ることでは、競い合うテレビゲームやスマホゲーム。(ご家族で、お互いに競いあってみるのもいいですよね。)
スポーツ観戦。
趣味の場で発表など自己表現をしてみる。(例えばギターサークルで曲を弾いてみたり)

男性ホルモンが低下しているかもしれない、、、そんな不安をお持ちの方は
スポーツ観戦やスマホゲームなど、簡単に出来ることから「挑戦」してみてください♪