常陸国風土記ゆかりの地巡り（鹿島神宮周辺編③）

前回からの続きです

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常陸国風土記の御朱印をいただくため、昼食後に鹿島神宮に戻ってきたのですが、時間があったので、鹿島神宮のすぐ近くにある『跡宮』に行ってきました。

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跡宮
汽車がお料理を運んでくれる喫茶店「エミール」（鹿島神宮近く）

跡宮

鹿島神宮から車で約5分の場所にある小さなお社です。
（Googleマップで検索するとすぐに出てきます）

案内看板によると、諸説あるようですが、
跡宮（別名荒祭の宮）は、鹿島の大神が天降った場所であったり、奈良の春日大社へ御分霊された時にここから鹿島立ちした、と伝えられている場所なのだそう。

跡宮の傍らには、鹿島神宮の女性神職（祭主）である「物忌」が住んでいた物忌館がありました。物忌は亀卜によって選ばれ、汚れを知らない童女の頃より男子立入禁止の物忌館に籠って一生を神に仕えた、神様のお妃のような存在なのだそう。終身職のため、明治の廃絶までで総勢27人を数えるのみであったとのこと。
（鹿島神宮では「物忌様護符」というお守りが授与されています）

（追記）
「物忌」については、「神道大系」(神社や神道の古典籍が収録された叢書。松下幸之助の援助などもあり完成・刊行)の「神社編22　香取・鹿島」（香取神宮・鹿島神宮に関係する古典籍が収録された巻）の中の、「御ものいミ由來略」・「鹿島志」・「鹿島神宮誌」にも記載ありです。
物忌がどんなお仕事をしていたかとか、歴史とか、歴代の物忌のお名前？というような内容？です。古代歴史ロマンみたいな感じで面白いなぁと思いながら、私は読んでいました(笑)
子どもの時から、歴史話とか昔から伝わる話とかを読むのも好きなんですよね（といっても、あくまでも「こんな昔話があったんだo、歴史ロマン～ヾ(*´∀｀*)ﾉ」と、なんとなく楽しむ感じです）
「神道大系」本は、普通の図書館より、大学などの図書館に蔵書されていることが多いかなと。私も学生時代に大学の図書館を探索していて偶然発見（学校は、神道系とかでなく、普通の学校でした）して、面白いなぁとパラパラ読んでいました。
卒業後は、市の図書館と大学図書館との「提携・相互協力」サービスを利用して、大学図書館に読みに行ったり（市の図書館と大学図書館は、また違う蔵書内容で面白いですよね）。

特に案内などはなかったのでわからないのですが、お社のすぐ近くにあったココが物忌館だったのかな？？と↓

跡宮を参拝した後は、
鹿島神宮に戻りました٩(*´︶`*)۶
御朱印をいただき、カフェに寄ってから東京に帰ろうとしたところ、たまたまお祭りに遭遇。
お祭りに参加されている方が持っている看板に「大豊御竹」との文字が読めました。

神職さんを先頭に、何かを担いだ方々が。
準備が整うと、皆さんで声を合わせて歌を歌いながら、境内へと進んでいきました。
とてもかっこよかったです!!!

調べてみたら、またもや「鹿嶋デジタル博物館」に記載がありました。
鹿島神宮の祭頭祭（五穀豊穣や天下泰平を願うお祭り）に向けた神事の一つで、五穀豊穣の象徴である大豊竹を鹿島神宮に奉納する神事とのこと。

子どもの時、祖父母に連れられて鹿島神宮のお祭りに行ったりしたなぁとふと思い出しました。
提灯まちで縁起物として提灯をいただいたり、御船祭の際に祖父母の友人が漁船に乗せてくれてついていった、、なんて思い出もあったような気がします(笑)

汽車がお料理を運んでくれる喫茶店「エミール」（鹿島神宮近く）

最後は鹿島神宮の参道にあるレストラン喫茶店「エミール」さんでひと休み。
1階と2階があるのですが、2階には鉄道模型のジオラマがあり、汽車がお料理を運んでくれます♪

綺麗な青いクリームソーダ。
店内をグルグルまわる汽車を眺めつつ、いただきます。
（飲み物はこぼれてしまうため、汽車ではなく店員さんが持ってきてくれます）

フルーツサンドを汽車が運んでくれる様子（動画はXにアップしました）
母と妹と私と、盛り上がりました(*>ω<*)

そして、鹿島神宮駅から高速バスで東京に帰りました。