『ベルギーと日本　光をえがき、命をかたどる』展・『東洋の医・健・美』展・『さかざきちはる　ペンギンアパートメント』展に行ってきました

行きたいなぁと思っていても、行けない時は行けない。
のですが、行けちゃう時はトントントンと行けたりして。

先月は、トントントンと、気になる美術展に行くことができました♡

Contents

『ベルギーと日本　光をえがき、命をかたどる』展（目黒区美術館）
『東洋の医・健・美』展（東洋文庫ミュージアム）
『さかざきちはる　ペンギンアパートメント』展（市川市芳澤ガーデンギャラリー）

『ベルギーと日本　光をえがき、命をかたどる』展（目黒区美術館）

ポスターを見て「可愛いなぁ、見てみたいな」と思っていたのですが、閉幕ギリギリに行くことができました。

ベルギーに留学した芸術家　太田喜二郎・児島虎次郎・武石弘三郎をメインに、関連するベルギーや日本の芸術家の作品、戦前の日本におけるベルギー美術の受容について紹介されています。

全体的に繊細で、美しい色合いの作品が多くて、うっとり。
芸術家さんたちのお顔を、写真で見ることができたのも嬉しかったです。
プライベートの、飾らない笑顔の写真を見ると、一気に親しみが湧きます٩(*´︶`*)۶
どの作品も、とても素敵だったのですが、
とりわけ好きだったのが、

（武石弘三郎≪海≫）

とても綺麗で、右から見たり、左から見たり、下から見上げてみたり、何回も見ちゃいました！凛としたお顔と、肌の温もりや柔らかさが伝わってくる感じが好き。

（吉田　苞≪酒津の庭≫）

見ていると、優しい気持ちになるような作品。ほっこり♪

エミール・クラウス「フランドル地方の収穫」
モクモクした雲が印象的！空の感じが好き。

（ジュール・ヴァン・ド・レーヌ　≪鏡の前≫）

なんだか、こう、グッときます。

ベルギーの芸術って意識をして、今まで見たことがなかったなぁ。
ベルギーと日本の芸術家さんたちが、戦争や災害で苦しい時に、お互いに助けあっていた話も印象に残りました。
『ベルギーと日本　光をえがき、命をかたどる』展

『東洋の医・健・美』展（東洋文庫ミュージアム）

今回、初めて行ってきましたヾ(*´∀｀*)ﾉ
東洋文庫は、六義園のすぐ近く、駒込にあります。

東洋文庫は、広くアジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所です。
約90年に及ぶ歴史を有するアジア最大の東洋学センターであり、国際的にも世界5指の1つに数えられています。
（東洋文庫ホームページより引用させて頂きました）

様々な企画展も行われているのですが、
今回は『東洋の医・健・美』がテーマ。

「東洋の医・健・美」
みなさま、日々健やかにお過ごしですか。身体に痛いところはありませんか。以前より風邪が治りにくくなった、漠然とした病気に日々怯えている、そんなことはありませんか。
本展では、古来アジアの人々がどのように不調や怪我、病気と向き合ってきたのかを、東洋文庫が所蔵する医療史の名著でたどります。
この企画展が、あなたの知的好奇心を満たすサプリメントのようになれば嬉しいです。
（東洋文庫ホームページより引用させて頂きました）

うわぁ、面白そう！というわけで、行ってきました♪

東洋文庫さん所蔵の、医療に関する名著がズラリ！

中国医学の貴重な古典、
現存する最古の鍼灸治療の教科書、
可愛らしい古代人の健康体操絵図、
日本で初めて西洋の解剖書を本格翻訳した「解体新書」や翻訳元の「ターヘル・アナトミア」、
以前にブログで書いた日本最古の医学書「医心方」（模刻）も！

昔からの人々の悩み（体臭、口臭、脱毛症、性の悩み、美容、不老長寿etc）最近、『医心方』が気になっています。『医心方』とは日本に現存する最古の医学書、全30巻（国宝）。有史以来九世紀までの漢訳され...

書物以外にも、ヒスイの美顔ローラーや、健康を増進するとされる玉製枕など、健康や美容グッズの展示もあり。
とても面白かったです(´,,>ω<,,`)

絶対欲しいと思った図録も購入することができました↓

東洋文庫さんには、約2万4千冊の書籍が並ぶ、
「日本一美しい本棚」といわれる『モリソン書庫』もあります。
圧巻の美しさ！
（なのに、上手く撮れませんでした( ；ᵕ； )↓
お写真、検索してみてください）

本棚の前には、ソファーが置いてあります。
誰もいなかったので、素敵な本棚がある素敵なお屋敷の主人になった気分で、ソファーに座りながら、じっくりと眺めてみました。最高の気分。しばらくしたら、人が来たので、そそくさと移動しました。

『さかざきちはる　ペンギンアパートメント』展（市川市芳澤ガーデンギャラリー）

Suicaのペンギンでお馴染み、
坂崎千春さんのペンギンのイラスト原画展。
（Suicaのペンギン以外にも、チーバくんやダイハツのカクカク・シカジカの生みの親でもあります）
前期と後期、あわせて1,000点の原画が展示される今回の美術展。
私が行ったのは後期でしたが、前期も行けばよかった！
すっっっごく癒されました。可愛い♡

会場には、5つのテーマにわかれたアパートメントがあり、テーマにあわせた原画が展示されています。
全て可愛かったけれど、ペンギンと色がテーマの「虹のアパートメント」、
ペンギンとねこがテーマの「画家のアパートメント」が特にお気に入り。

他にも、
ヨガをしているペンギン、
リラックスをしているペンギン、
バレエや組体操・フォークダンスをしているペンギン
も可愛かったです。
シンプルなお顔なのに、表情豊かなペンギンさんたちの愛らしさ(*ฅ́˘ฅ̀*)

会場では、ペンギンを描いている映像も流れていて。
こんなに繊細に丁寧に描いているんだ、と見入ってしまいました。
7月29日から武蔵野市立吉祥寺美術館で原画展「ペンギン街に出る」が開催されるそう。
そちらも行けたら行きたいなぁ♪

市川市芳澤ガーデンギャラリーのお庭↓

美術展の後は、市川駅近くの老舗喫茶店『珈琲タンネ』さんでひと休み。

ゆったりとした居心地の良い雰囲気。
迷いに迷って、プリンアラモードをお願いしました。
(フルーツポンチも気になりました)
昔ながらのプリンに、綺麗にカットされたフルーツ、濃いめのクリーム。
美味しかったです♪
こういうのを食べるのは久しぶり。

おしゃれカフェも嫌いでないけれど、常連さんが新聞を読んでるような居心地のいい老舗の喫茶店も好きだなぁ。