先日、梅の花が咲いているのを見ました。
一瞬でしたが、春を感じる景色に気持ちがほんわか。
季節は少しづつ春に向かっていますね♪
今回はアロマのお話しを少し。
(アロマテラピーに関しては、↓の記事を参考にしていただけると嬉しいです)
お客様に合わせてaromaを選ぶ
お客様の香りの好み・お身体の悩み等に合わせて、
精油をブレンドし、アロマトリートメントオイルを作ることも多いですが、
最近、お客様が気になっている心身の状態として、
『気力が湧かない(無気力)』『末端の冷え(手足)』『お腹の不調』
を挙げることが多い気がします。
寒い時期は、どうしても身体が冷えやすく、運動不足による筋力の低下・代謝の低下から体液の循環が悪くなり、身体機能も乱れやすくなります。
加えて、「冬季うつ病」(ウィンターブルー)という言葉を目にする機会も多くなりましたが、冬は日照時間の減少から気持ちが落ち込みやすくもなるそう。
「どんな精油がオススメかな」
血の巡りをよくしてくれるような精油がいいかな。
胃腸の働きを整えてくれるような精油がいいかな。
働きすぎてしまっている脳を休憩させてくれるような精油がいいかな。
幸せな気持ちにしてくれるような、優しく甘い香りの精油がいいかな。
体に溜まる余分なものを出してくれるような精油がいいかな。
ざわつく気持ちが落ち着くような、ゆったりとした香りの精油がいいかな。
お客様のお体の状態・お悩み・環境などによっても、オススメの精油は異なるので、お話しを伺いながら考えていきます。
無気力といっても、体が疲労し過ぎて気力が湧かないのか、気持ちが疲れているのか。
末端の冷えといっても、寒くて血行が悪くなってしまっているのか、ストレスや過緊張から筋肉が収縮してしまっているのか。
お腹の不調といっても、冷えや食生活の乱れが原因なのか、メンタル面からの影響はないのか。などなど。
他にも、生活習慣・普段の姿勢・健康状態・環境などなど、ご本人も気づいていないようなことが不調の一因となっていることもありますし、原因は一つではなく重なっていることがほとんど。
もちろん、私はお医者様ではないので原因はわからないですし、治療することもできません。ただ、その方が本来持っている自然治癒力の働きをお手伝いできるような精油を選べたらいいなと思っています。
精油をブレンドするにあたって、参考にしている本は幾つかありますが、
その中の一冊が、
『プロフェッショナルのためのアロマテラピー』シャーリー・プライス著 レン・プライス著
日本とは異なり、海外では治療方法の一つとしてアロマテラピーが用いられることもありますが、具体的な症例がたくさん載っているので、こんなブレンドもあるんだなと参考になります。
冬におすすめの精油
個人的には、⇓の精油がおすすめ♪
- 「カモミール・ローマン」精油
甘いリンゴのような、少し重めな香りが特徴。
中枢神経の深い鎮静、リラックス、消化機能の促進、
お肌の鎮静も期待できたりするので、肌状態がいまいちという方にもオススメ。 - 「ジンジャー」精油
まさしく生姜の香り、あの香りが好きな人は好き
血行促進、気力や集中力アップ、胃腸の働きを整える、免疫力アップ、温める、性機能 - 「柚子」や「オレンジ」といった柑橘精油
消化器系の調子を整える、血行促進、気持ちリフレッシュ - 「マジョラム」精油
鎮痛、鎮静、自律神経を整える、温める、精神疲労 - 「イランイラン」精油
鎮静、幸せな気持ち、催淫、バランス、血圧降下
自分用に「冬」に使うことが多いブレンドは、
イランイラン+ジンジャー+柑橘系精油。
程よい甘さの中にスパイシーさが加わった香りが、いいのです♪
リラックスさせてくれながら、体の巡りを良くしてくれそうなイメージヽ(*´□`*)ノ
精子も皮膚も前立腺も、嗅覚受容体がある
そう!少し話が脱線してしまうのですが、
最近読んでいた本の中に興味深い内容があったので引用します。
鼻の中には、およそ三五〇種の異なる受容体が存在し、私たちはそれらをつかって、においを嗅ぎ分けています。実は嗅覚受容体は、腸や腎臓や前立腺や皮膚にも存在します。
・・・最新の研究では、皮膚にある嗅覚受容体を刺激すると・・傷の治りが早まるという結果が出ています。
・・・精子も嗅覚受容体を有しています。ある実験では、精子がスズランの香りに反応し、劇的に活動的になったそうです。別の実験では、チューインガムのメンソールの香りに反応し、ガムに襲いかかりました。
・・そんな精子でも女性の身体の中に入ると、卵細胞から放出される黄体ホルモンの誘惑だけで満ち足りて、落ち着いた反応を示すのです。「皮膚の秘密 最大の臓器が、身体と心の内を映し出す」
ヤエル・アドラー著 岡本 朋子訳
嗅覚受容体が鼻以外の器官にも存在していること、皮膚と嗅覚受容体との関係や、精子が香りに反応することに驚きました(*゚Д゚*)
気になって、キーワードを入れて、インターネット検索したところ、幾つかヒット。
株式会社FANCLさんの研究⇓
無添加アンチストレス研究※1を創業以来続けています。今回その中で、皮膚に存在する嗅覚受容体(嗅覚センサー)※2に関する3つの新知見を確認しました。
1) 皮膚嗅覚受容体は、環境物質や防腐剤、紫外線、加齢により減少すること
2) 皮膚嗅覚受容体は、抗酸化・抗炎症の機能を高め、皮膚の防御機能に働くこと
3) 「シソ葉エキス」に、皮膚嗅覚受容体を増やす優れた効果があること
なお、皮膚嗅覚受容体の機能に関する研究成果は、第120回日本皮膚科学会総会にて発表しました。皮膚に存在する嗅覚受容体に関する新知見を確認 無添加アンチストレス研究の新たな展開 ビューティサイエンス研究センターさんから引用させて頂きました。
皮膚の嗅覚受容体は、皮膚の抗炎症や抗酸化(簡単にいうと老化防止)機能を高めてくれるんですね。皮膚嗅覚受容体を増やしてくれる「シソ葉エキス」気になる。
ちなみにアロマテラピーで紫蘇の精油もありますが、肌への刺激が強いためアロマトリートメントで使用することは難しいです。
他にも、サンダルウッドの香りが皮膚の嗅覚受容体を活性化させ、傷の治りを早くするとの研究データをのせているブログさんも発見。そうだったら嬉しいなぁと思いつつ、更なる研究に期待♪
- サンダルウッド(白檀)精油
お線香で馴染みのある方も多いはず。
気持ちを深く鎮静、体液の循環促進、殺菌、催淫、皮膚を柔らかくして保湿
精子が臭いを嗅ぎ分けていて、スズランやメンソールの香りに反応するということを読んでから、なんとなくサロンの芳香浴の香りにペパーミント精油を選ぶことが多くなった気がします。あくまで精子の嗅覚受容体が反応する香りであって、普通に鼻から香りを嗅いだからといって精子が反応するわけでは全くないのですが、なんとなく(笑)
ペパーミントの清涼感ある香りが比較的万人受けするというのもありますし、抗菌抗ウイルス作用が期待できるということも理由にあります。
それにしても、前立腺や腸や腎臓などにも嗅覚受容体は存在しているんですね。
香りに反応するというよりは、芳香物質に刺激を受けるということだと思いますが、
どのような香りが好みなんでしょう。
皮膚と同じように香りで老化防止や炎症を抑えることができたらいいですよねd(ゝω・´○)
アロマサロンSASARAE
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