日々いろいろ

1月ということで(本のご紹介)

Twitterに以前あげたのですが、1月というこで『和』な本のご案内を♪

『ざんねんな万葉集』

鼻血をたらす男性のインパクトあるイラストに思わず手に取ってしまいました(笑)
『令和』とい元号が『万葉集』を典拠としているということで、万葉集は一時話題になりましたが、こちらは本の帯にもあるよう万葉集の『逆ベスト』版
万葉集の歌として注目を浴びにくい、何とも言えない歌を集めた本となります。

予備校の古典を担当する講師である岡本梨奈さんが著者。
インパクトのある超現代訳とイラストがかなり印象的(笑)

取り上げられている歌の幾つかが↑。
「付き合ってくれないなら死ね」ってΣΣ(゚д゚lll)

本には原文・和歌・現代訳・用語・解説がのっています。
とはいえ、どちらかというとマンガを読むようなノリで書かれているので、用語解説などは簡単。
あとがきにも書いてあるのですが、著者の妄想や思いつきから話を広げ、かなり振り切って解説している感じがあるので、真面目な参考書として読んではいけなさそうです(笑)
(テーマが「カス男」や「キツい女」など。テーマに合わせた解説は結構刺激強め。もうちょっと情緒ある感じにも受け取れるかなぁという歌も中にはあります(・ω・; ゞ)

少しご紹介↓

『現代訳:口説いた女がめんどくさい』

『現代訳:妻と旅行してもきみのことを想っているよ』

現代でもいるいる、なんて思っていたら、、、
読んだお客様が爆笑。
「「私の体が目当てだったのね?」「結婚しないなら期待させないでよ」って言われたことあるなぁ」と。
ガクガクブルブル((;゚Д゚))
愛人に激怒する妻の歌なんかもすごかったです。。。

少し週刊誌を読んでいるような気分にもなってしまったのですが、著者がおっしゃるように愛すべきざんねんな方々の歌に、フッと笑ってしまい、奈良時代の人々がとても身近に(笑)

ちょっと笑って、気分転換したい方におすすめです♪