春らしい陽気の日が増えてきたとはいえ、寒暖差の激しい日が続いていますね。
自分ではしっかり対策をしているつもりでも、片頭痛がしたり、胃腸が不調だったり、、、体調の不調から「身体はがっつりストレス感じてるわーーー!!」としみじみ感じます。環境ストレス、こわ(´;Д;`)
最近、
- 作者: 奈良巧
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2017/07/13
- メディア: 単行本
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という本を読みました。
男性のみならず女性も参考になる、サクサク読めちゃう感じの体臭に関する本で、面白かったというのが正直な感想です♪
昼間は汗ばむ日も増えてきたこの頃。。(今日はかなり寒いですが汗)
今回は、お体の臭いについて書きたいと思います(*`・ω・)ゞ
年を重ねると変化していく体臭
本は男性のニオイをメインとして書かれていますが、加齢臭は男性にも女性にもあります。ただ、男性の方が皮脂の分泌量が多いため、男性の臭いの方が目立ちやすいというだけ。
加齢臭というと、年配の方の臭いというイメージが強いので、以下、「年を重ねると変化いく体臭」として書かせてもらいますね。
体臭の変化が起こるのは30代半ばからなんだそう。
体臭の変化=加齢臭のイメージが強かったので、思ったより年齢が低かったことに驚いてしまいました!
体臭の原因になるのは、主に「皮脂」。
肌の表面に出てきた脂は、さほどくさくはありません。
しかし、脂は、汗や古くなった皮膚と混ざります。
これは時間がたつと、酸素などによって酸化して変質します。
また、脂の混ざった汗や皮膚のカスは、菌や微生物により分解され、ニオイを発しはじめます。
若い頃は新陳代謝が活発なため、汗や古くなった皮膚のカスが多い多いのですが、年を重ねるとそれらが少なくなるかわりに、皮脂の質が変わります。
そして皮脂の分泌量のピークは30代。
体臭の原因物質の変化としては
「ペラルゴン酸」(30代)→「ジアセチル」(30〜40代)→「ノネナール」(40代〜)
皮脂の酸化が主たる原因で発生します。
年齢の変化に伴う体臭の変化の中で、特に気をつけなくてはならない年齢が35歳〜45歳。
加齢臭よりも脂臭い汗のニオイ「ミドル脂臭」が発生しやすくなるそうです。
ミドル脂臭について発見・命名、詳しく研究を行っているマンダムさんのHPがこちら。
男性の年齢の変化による体臭の変化についてわかりやすく、詳しく書かれています♪
男性と女性では、臭いに対する敏感度は女性の方が強く、また臭いに対しての不快度も女性の方が感じやすいそうです。
マンダムさんの調査によると、加齢臭は許せても汗の臭いとミドル脂臭は許せないと感じる女性が多く、ミドル脂臭の原因となるジアセチルの臭いは女性の不快度を増す特性があるそう。
ジアセチルがどのようなに発生するかというと、
- 皮脂を常在細菌が代謝分解することで中鎖脂肪酸が発生。
- 汗を出す汗腺にはアポクリン腺とエクリン腺がありますが、エクリン腺から排出される汗に含まれる乳酸を常在細菌が代謝分解することでジアセチルが発生
- ジアセチルと中鎖脂肪酸が混ざりあうとミドル脂臭に変化。
ミドル脂臭は皮脂に蓄積されるそうです。
体臭対策
①汗をかきやすい場所や皮脂の分泌が多い場所をしっかりと洗う
しっかりと洗うというのはごしごし洗うという意味でありません。
洗い逃がしのないようにするといことです。
皮脂分泌の多い場所
- 頭皮
- Tゾーン
- 耳の後ろから首全体にかけて
- 両胸、および胸の中心部(心臓の辺り)
- 両脇
- 背中の中心部(背骨部分)
- へそのその周囲
- 陰部
マンダムさんの調査によると男性と女性で順位は違うものの、汗をかきやすい部分としてあげられているのが頭と脇です。
特に後頭部や耳の後ろは洗い忘れや適当に洗ってしまうことが多いようなので気を付けましょう。
ちなみにごしごし洗いすぎると必要な皮脂までとってしまい、余計に皮脂が分泌されていまうので要注意です。
本の中では著者の方が、オススメの体臭対策シャンプーやボディーソープについてメーカーの方に話しを聞きつつ、使用感などが紹介されているので、興味のある方は読んでみてください♪
②湯舟に入る
体臭対策の基本ともいえることだと思います。
お湯にゆっくりと浸かることで、体を洗うだけでは取りきれない、毛穴の中にたまってしまった汚れや古い皮脂が排出されます。
新陳代謝も促され、身体にとってもリラックス作用あり♪
③お風呂上りの乳液
脂性肌の方でも、余分な皮脂を出さないために必須です。
「男性 乳液」で検索したところ、おすすめ乳液を紹介しているサイトさんが結構ありました。
体だけでなく、洗顔後の化粧水・乳液もオススメです。
皮脂が出やすい個所にはTゾーンもあります。お顔の臭い対策にも。
最近ではドラッグストアでも男性用化粧水・乳液が数多く並ぶようになってきましたよね。
若い方はされる方も多いようですが、40代50代以降の方はなんとなく面倒だしと敬遠される方が多い気がします。
ですが、するのとしないのでは違いますから!(笑)
④食生活に気を付ける
皮脂は体の中で作られ、排出されます。
臭いやすい皮脂を作らないためにも、食生活で気を付けた方がいいことがあります。
- 皮脂をなるべく出さない(そのために、脂肪分の多い食べ物の摂取を控える)
- 脂質を体内でも対外でも酸化させない
そのために、抗酸化食材を摂取すること。
よく言われるのは色の濃い野菜などですよね。
トマトやニンジン、ホウレンソウなど。
果物では、イチゴやバナナ、プルーンもオススメです。
小腹が空いた時には少しの無塩ナッツ類を。
また、揚げ物の摂取は控えること。
お高い料理店などは違うかもしれませんが、普通のお店で売っていたり、出される揚げ物は使い古した油で揚げられ、場合によっては時間がったたもの。
そのような揚げ物の油は体内を酸化させてしまい、体内で吸収代謝されたのち皮脂としても排出されます。
⑤ストレスをためこまないこと
ここでもストレス対策かー!と思わずにはいられません(苦笑)
ホルモン関係でも以前書いたと思いますが、ストレスは抗酸化ビタミンとして重要な体内のビタミンCを消費してしまい、体内を酸化に傾けてしまいます。
体内を酸化させ、酸化した皮脂を出さないためにもストレス対策が重要です。
女性は男性と比べ、臭いに敏感だったり、身なりに気を遣う分、自分自身について気にすることが多いですが、男性は女性と比べると自分のコトをおざなりにしがち。
ニオイというのは職場などで、時には仕事の能力以上にその人を評価する基準にもなりえます。
例えば、先日知人との話の中で、娘さんの職場に男性上司が異動してきたがお体の臭いがきついということで多くの女性社員の中で噂になっている、という話を聞きました。
よく話を聞いてみるとお仕事は有能な方のよう。
ですが、ニオイの方が話題になってしまっており、仕事面に関しては全く話題にされていない、というか女子社員の中で評価されていないようでした(泣)
それはちょっと切なすぎる。。
お体のニオイが気になるなぁという方もそうでない方も、男性も女性も、ニオイは自分ではわかりづらいこと。
対策をしつつ少しニオイについて気を付けてみてください。