前回、『前立腺』という男性特有の器官について説明しましたが、
男性がかかりやすい前立腺の病気
その中でも、今回は『前立腺炎』について書きたいと思います。
前立腺炎
前回も書いたのですが、前立腺は未だ解明されていないことも多い器官。
前立腺炎もそれゆえ病態が不明な点も多いのですが、
10代20代といった若年層も含め、年齢の幅広く、男性がかかりやすい病気で、
前立腺に細菌が入って腫れたり、血行不良が原因で前立腺がむくむことなどが原因で起こる炎症です。
↑の図を見て頂くとわかりますが、前立腺は尿道を囲むように存在するため、
前立腺が腫れたり、むくんで大きくなると、尿道が圧迫されます。
なので、症状としては、
「炎症による痛みと多くの場合で尿トラブル」を伴います。
前立腺炎の種類
前立腺炎の種類としては、急性と慢性のものが。
急性前立腺炎の多くは、大腸菌やクラミジア菌といった細菌が尿道を通って発症する、細菌による感染症。
腫れて大きくなった前立腺が尿道を塞ぐので、
尿が出にくくなったり、膀胱に溜まった尿を出し切れず残尿感を感じたり、少量ずつしか出せないので頻尿になったり、ひどい場合、尿が出なくなる「尿閉」が起きたりします。
その他にも38度以上の高熱や排尿時に痛みを感じることも。
慢性前立腺炎は、大きく分けて「細菌性」と「そうでないもの」の2つに分けられますが、
「そうでないもの」(細菌性でないもの)が原因の場合が多いようです。
細菌性以外の原因としては、
①長時間のデスクワークや乗り物の運転
前立腺が圧迫され、血行が悪くなることで、前立腺がむくみやすくなります。
また、長時間の運転(や自転車での通勤)による骨盤底筋(場所は上のイラストをご覧ください)への慢性的な刺激も症状を悪化させる原因となりうるようです。
②ストレス・過緊張・疲労・冷え
疲労は免疫力を低下させてしまいますが、体の免疫力の低下が前立腺の炎症を招くことも。
また、過度なストレスは「過緊張」状態を招きます。
「過緊張」とは、簡単に言うと緊張する場面が過ぎても、緊張をとくことが出来ず、無意識のうちに心身の緊張状態が続いてしまっている状態のこと。
ストレスにより、興奮神経である交感神経とリラックス神経である副交感神経の切り替えが上手く出来なくなり、交感神経優位の状態が続いてしまうのです。
(実は、ストレスフルで、尚且つネット社会ゆえに会社でも家でも仕事が出来てしまう、現代ビジネスパーソンの多くは「過緊張」状態にあると言われています。)
過緊張は、血管を収縮させるので、前立腺を含めた下肢及び全身の血行不良を招きます。
また、過緊張は骨盤底筋にも影響を与える場合があるようです。
女性の尿トラブルの原因は、加齢による骨盤底筋の「ゆるみ」が原因となることが多いですが、男性の場合は骨盤底筋が女性と比べ強いためゆるむことが少なく、逆に骨盤底筋の過緊張により尿が尿道を逆流し、前立腺炎を引き起こしてしまうことがあります。
(イメージとしては、風船の結び目辺りをギュッとつかむと、空気が風船上部に上がるようなイメージでいいのかなぁと)
このような状態が長く続くと、前立腺炎だけでなく、尿路結石が形成される原因にもなってしまう場合も。
サロンにご来店される男性のお客様でも、手足の冷えを感じている方が多くいますが、そのような方は要注意です!
③射精不足・飲酒
原因というよりは症状を悪化させうる要因としてあげられます。
慢性前立腺炎は徐々に発症し、その症状としては、
急性と同じ症状も見られるそうですが、
下腹部・陰茎・鼠径部・大腿部内側に不快感や痛みを感じたり、
性機能の低下や精液に血が混じることもあるそう。
他にも症状は、人によって様々であり、なかなかサクッと治りにくいことがあげられます。
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