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エサレンボディーワークとは

エサレンボディーワークは、
米国カリフォルニアのエサレン研究所で生まれたマッサージです。

海を間近に臨むその場所は、先住民族であるエサレン族の聖地であった場所であり(そこからエサレンという名前が付けられたそうです)、天然の温泉が湧く自然豊かな場所。
エサレン研究所HP⇒https://www.esalen.org/

1960年代にエサレン研究所が設立されてから、
多くのボディーワーカーや心理学者たちなどがエサレン研究所に集まり、研鑚を重ねる中で、禅やヨガ・心理療法など、西洋の思想・東洋の哲学・様々な身体技法などを織り込みながら、エサレンボディーワークは誕生しました。

↓の写真はエサレン研究所に行った時の写真です。
海がすごく近い。
写真下部に小さなオレンジ色の長方形が並んでいますが、あれはマッサージベッド。
温浴施設内でもマッサージを受けることができますが、外でも受けることができます。

エサレンボディーワークは「波のリズム」とも言われますが、海から聞こえる波の音を無意識に聞きながらマッサージを行っていたら、自然とマッサージのリズムが波のリズムとシンクロしてしまったそう。

研究所内では様々なワークショップが行われており、滞在中には私も幾つか参加しました。
ヨガをしたり、音楽に合わせて踊りながらたくさんの方とコミュニケーションを交わしたり。

敷地はとても広く、自由に過ごすことができます。
海を見るように椅子が置かれていたり、ハンモックもありました。

夜にはたくさんの流れ星をみることができました。
慣れないことにドキドキすることも多かったですが、素敵な風景を見ながら、ボディワークの勉強をして、色々な国から来た人たちと一緒に過ごして。
とても貴重な経験をすることができました。

エサレン研究所で様々なセラピストのマッサージを受けたことも勉強になりました。
エサレンボディーワークは施術者によって施術の内容が異なることも特徴ですが、セラピストの考えに基づいたボディーワークが行われており、それぞれに内容が異なりました。
施術後に耳元で優しく歌を歌ってくれる方もいれば、ヨガのポーズのような形で終わる方も。

エサレンボディーワークを学んだ時、
「このボディーワークを多くの男性に受けてもらいたい」
と率直に思いました。

男性は元々女性と比べて、人と触れ合うことが気軽にできにくく、苦手な方も多いよう。
悩みを相談するのではなく、自分で抱え込み、無理を押して頑張ってしまう方が多く、
年齢を重ねるにつれて、その傾向は高まるような気がします。

エサレンボディーワークは、
マッサージをセラピストから受け手への一方的なものとして捉えるのではなく、
セラピストと受け手はお互いにコミュニケーションをとりながら、
時に会話をするように、時にお互いに沈黙を楽しむように、
その時その時の『大事な時間』『感覚』を共有します。
そのために、あえて動かずその場に留まって、
受け手の方に触れられる感覚を感じてもらったり、
感覚の余韻を楽しんでもらったり。

触れられる感覚を感じてもらい、自分の身体に意識を向けてもらうことで、
バラバラになった心と体を一体化させるようなボディーワークでもあります。

「今この場を共にする人」として敬意をもって触れるエサレンのタッチ。
その『人に大切に触れられる感覚』を感じて欲しい、思い出して欲しい、
と強く思ったのです。

子どもの時のお母さんのふれあい、
パートナーや奥様とのふれあい、
子どもとのふれあい。

大切に触れる感覚・触れられる感覚は、
体だけでなく、心にも影響を与え、
余分な力が入っていない『あるがまま』の自分へと導いてくれます。

どうぞ、触れられる感覚を通して、改めて自分の身体を感じてみてください。