4月も半ばを過ぎ、新しい環境にも慣れてきた頃でしょうか?
少し慣れてきた時こそ、緊張感が緩み、疲れを覚えやすい時ですよね。
また、新しく仲間になった人たちの、それぞれのいいところ、ちょっと合わないなぁと思うところが見えてきたり。。。
そういう時だからこそ、オススメしたいなぁという本について今回は書きたいと思います♪
オススメする本はこちら。
- 作者: 奥田弘美
- 出版社/メーカー: メディカルトリビューン
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: 単行本
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私がこの本の中で、印象的だった言葉は「男の笑顔ほど魅力的な武器はない」という言葉。
新しいことが始まる時は、それこそ手探り状態で、色々気を遣うことも多く、ストレスになることもたくさん。
慣れてくると、それまで感じる余裕のなかった疲労感を感じ始め、見えてきた自分と人との価値観の違いや仕事方法の違いにイライラ。笑顔も消えがち。
そんな時に、しっかり疲れや気持ちをコントロールし、笑顔で人に接することが出来る方は純粋にすごいと思うのです。
(私自身、緊張しやすくあがり症なので、新しい人間関係が始まる時は、心身共にどっと疲れてしまいがちなので苦笑)
こちらの本には、
- 素敵な笑顔でいるための日常的なケア方法(疲労やストレスをコントロール方法)
- イライラといった怒りをコントロールする方法
- 男女を問わず好感をもたれやすい行動(健全モテのすすめ♪d(´Д`★))
などがわかりやすく書かれています。
男性向けの本ではありますが、女性にも十分参考になる内容です♪
どれも勉強になる面白い内容だったのですが、今回は私が特に気になった、怒りのコントロールや健全モテについて、内容をピックアップしつつ、ご紹介していきたいと思います♪
イライラやムカッをコントロール
人と付き合う中で、イライラしてしまう・ムカッとしてしまうということ、、、ありますよね。
カッとしていつもはしないような言動をしてしまい、気持ちが落ち着いた頃に後悔したり、逆にその場では抑えられても、怒りの感情をひきずってしまい、トゲトゲ・モヤモヤのまま一日を過ごしてしまったり。。。
そういう気持ちで過ごす時間の不快なことといったら(´・ε・̥ˋ๑)
こちらの本では、怒りの感情をコントロールする方法として7つの方法があげられています。
①「怒ってはいけない」と思うのではなく、「怒り」を出来るだけ手放そうと考える。
②怒りに飲み込まれないために、呼吸や体感覚に意識を向ける
③余裕があれば、アロマやマッサージも活用しよう
④一言告げたいときは、できるだけ「主語を物事に」して冷静に告げる
(怒っている相手を主語にすると、怒りがストレートに伝わってしまう。)⑤怒りが生じた出来事に対する認知を変えてみる
(ポジティブな見方を発見する)⑥「諦める」と決心するのも一つの手
(どうにもならないことへの怒りの場合、怒らずにすむよう自分のために自分の行動などを変える)⑦怒りの感情を手放す「儀式」で、長引かせない
(怒っている事柄を紙に書いて、びりびりに破るなど)
①〜④は怒りのボルテージを下げる方法。
怒りという感情を「抑える」のではなく、「手放す」ことに意識を向けます。
怒りというのは人間の原初からの感情。
自分の存在が危機にさらされていると感じた時に起こる感情なのだそうです。
いわば、身を守るための感情でもある「怒り」。
それを無理に怒らないようにとねじ伏せるのは、難しいですし、逆に気持ち的にも負担が大きい。
ですが、皆さんも経験があると思いますが、怒りにはとてもエネルギーを使います。
また、怒っている時は身体は下のような状態に。。
- 脳は怒りを「ストレス」と認識。身体をストレスへの対抗モード、すなわち、ストレスと闘うための「戦闘モード」に変えてしまう。
- 戦闘モードなので、身体は興奮状態。
- 血圧上昇。パワーを作るために血糖値も上昇。心拍数も増加。
- 全身の筋肉はギュッと収縮(全身に力が入ってしまっている状態)
- 闘いに必要のない自己治癒機能や免疫機能は低下。
怒りが一時的なものであればいいのですが、イライラムカムカ状態が長く続くと、
- 筋肉の収縮から血行やリンパの流れが悪くなり、疲労感が抜けなかったり、肩こり・頭痛などが起きる。
- 免疫力や治癒力が低下してしまうので、病気になりやすく、治りづらくなる。
- 高血圧や糖尿病になりやすくなる。
- 心臓や血管に負担がかかって動脈硬化になりやくなり、心不全や狭心症を引き起こすことも。
また、ストレスを感じると、副腎からはストレスに対抗するため、体を酸化させてしまうコルチゾールというストレスホルモンがばんばん出るので、身体を老化させてしまうことにもなります。
怒りのコントロール方法の中で、特に私が重要だと感じたのが②と③。
②深呼吸をして頭ではなく、「体の感覚に」意識を向ける。
「頭に血が上る」という言葉がありますが、怒っている時というのは、それこそ頭に全意識がいっているような気がしませんか?
ただでさえ、現代人は頭に意識がいきすぎているように私は感じます。
パソコンやスマホを長時間見たり、それでお仕事をしたり、しかもパソコンは持ち運びもしやすくなっているので、家や勤務時間外でもお仕事。
体を動かす時間よりも頭を働かせる時間が多くて、頭が過敏な状態になってしまっていて、それで小さな刺激でもイライラしてしまったり。。。
まずゆっくり息を吸い込んで、、鼻孔から鼻の奥を新鮮な空気が通り抜けていくのを感じます。
さらに気道から肺に入っていくのを感じてください。
胸だけじゃなくお腹もゆっくり膨らませて息をいっぱい吸い込んでみましょう。
そして新鮮な酸素が血液に溶け込んで全身の隅々まで流れていくことをイメージしながら、今度はふぅと息をゆっくり口から吐き出します。
吐き出すときも肺から送り出された空気が口腔に戻り、唇に触れながら外へ出ていくことをじっくり感じます。
これを何度も何度もその場の時間が許す限り行いましょう。
深呼吸は自律神経を整えるという点でもとても役に立ちます。
横隔膜が上がっていることを意識できるくらいいっぱいに空気を吸い込んで、ゆっくりと息を吐き出すと、体のチカラが抜けるようななんともいえない感じがしませんか?
これはリラックス神経である副交感神経のスイッチが入った瞬間ともいえるのです(。╹ω╹。)
③アロマやマッサージを活用
アロマテラピーは直接脳に影響を与えてくれます♪
興奮している神経をリラックスさせてくれますし、深呼吸と同じく、香りが鼻から入ってくるという「体感覚」に意識を向けることにもなります。
頭をよく使いストレスの多い現代人にとって「体感覚」を鍛えることはとても重要。
体感覚を鍛えるということは、気持ちの安定はもちろんのこと、自分の体にムリをさせ過ぎていないか、自分の体をベストコンディションに保つために必須だと思うのです。
マッサージも「体感覚」に意識を向け鍛えるという点で同様。
マッサージを受けている時に、
「あれ?足が疲れているな」
「肩のマッサージが気持ちがいい。こっていたんだな」
など疲れていると思っていなかった部位の疲れを感じたことはありませんか?
自分の体の状態って、意外と自分では意識がいっておらずわからなかったりするのです。
触れられて初めて気づくというのもよくあること。
また、「皮脳同根」という言葉をご存じですか?
人間は受精卵が細胞分裂を繰り返して、人間としての形が作られていきますが、その初期の段階で、受精卵は「内胚葉」「外胚葉」「中胚葉」の3つに分かれます。
内胚葉からは、肺や肝臓、膵臓などが、
外胚葉からは、脳や脊髄、神経、表皮などが、
中胚葉からは、心臓や血管、筋肉などが作られていきます。
脳と表皮は同じく外胚葉由来。
そのため密接につながっているといわれており、脳は普段触れることは出来ませんが、表皮をオイルトリートメントなどでマッサージすることで脳をマッサージするような効果を得られるとも言われています。
「気が付くと、仕事のことを考えてしまっている」
「なんだかんだと頭が常に稼働状態のような気がする」
という方は頭に意識がいきすぎの状態。
怒りに飲み込まれやすい状態ともいえます。
そういう方に、マッサージは、頭のリラクゼーションでもあり、意識を頭から体へ。
体感覚を感じ、養うといった意味でもとても有効なのです。
体感覚を感じ、養うという点で、他に筋トレなどの運動も良いかなぁと思います♪
さて、怒っている時に本当に有効なのかどうか、コントロール方法を実際に試してみましたーヾ(´∀`*)ノ(笑)
なんだか無性にイライラする、、といったホルモンのアンバランスに原因のあるような、理由がなかったり、違う所からくる怒りの場合。
深呼吸は鼻の奥を通る冷たい空気の流れにハッと意識がいき、上がった血が下がるような、意識が冷めるような感じがし、一瞬冷静に。
ですが、、またイライラに意識がいってしまい、体感覚に意識を向ける練習(笑)が必要なことを感じました!
深い怒りの場合。
相手への怒りだけでなく、悲しみや自分への不甲斐なさ、、色々な感情の混ざった怒りは、深呼吸だけでは、ショックが大きかったこともあってかなかなか気持ちが落ち着かなかったり。。。
アロマテラピーで、不安や孤独など心を慰め、自律神経のバランスを整えてくれる香りであるマジョラム精油と気持ちを落ち着かせてくれる青森ヒバ精油をブレンドして、少し精油は多めにし、しっかりと香りを感じるように芳香浴。
10分も経つと、不思議と気持ちが落ち着いて、怒りではなく、自分がどうしたいか冷静に次のことを考えられるようになりました。
なかなか香りを持ち歩けない仕事中だったり、急なイライラなんかには深呼吸(要練習(笑))を、
長引いてしまうような怒りには、家で芳香浴をしつつ、パソコンやスマホから離れて深呼吸をしつつ、例えば好きな音楽を聴いて頭を使わないような時間を過ごすことがおすすめかなぁと思いました(*´∀`)
長くなってしまったので、健全モテについては次に書きたいと思いますー。