男性ホルモンと男性更年期

男性ホルモンと性機能

今日は男性ホルモンの低下や男性の更年期障害と切っても切り離せない「性機能の低下」、特に「勃起」について書きたいと思います。
性機能の低下にはどのような症状があるのか、どのような仕組で起こるのか、その陰に潜む健康状態の危険信号、、などなど。
男性だけでなく、パートナーの身体の状態を一番近くで感じる女性にも読んで頂けたら幸いです。

 

性機能が低下するとあらわれる症状

以前にも書きましたが、男性ホルモンは、性欲を高め性機能を維持したり、精子を作ったり、男性らしい身体を作るなど様々な働きを担っています。

そのため男性ホルモンが低下すると、

  • 性欲の低下
  • ED(勃起障害)
  • 射精障害
  • オーガズム障害
  • 精子の減少

などといった性機能の低下があらわれます。
上記の症状の中でも、男性ホルモンの低下の目安だけでなく、健康状態のサインにも繋がるのがED(勃起障害)です。

男性ホルモンと性機能

まずは男性ホルモンが勃起にどのように関与しているのかについて。

勃起が起こる仕組みとしては、性的興奮によって脳が刺激され、その情報が脊髄の神経を通りペニスの神経に伝わります。
そうするとペニスの血管や神経からNO(一酸化窒素)が産出されます。
NOとは、、血管の内側を覆う組織や神経で作られるガスのことで、平滑筋という内臓や血管の壁を作る筋肉を緩め、血管を広げる働きをしてくれます。)
NOはペニスの筋肉を緩め、血管を拡張し、そうすることで血液が大量に流れ込み、ペニスの海綿体が充血した状態になり「勃起」が起こります。

男性ホルモンは、NOの産出に大きく関与しています。
なので、男性ホルモンが低下するとNOの産出も低下してしまい、なかなか勃起しなかったり、勃起状態が続かない「中折れ」になってしまったりするのです。

また、男性は無意識に勃起状態になることがあります。
それが「朝立ち」、いわゆる夜間陰茎勃起現象です。
人間は寝ている間にレム睡眠(脳は起きている浅い睡眠)とノンレム睡眠(脳も寝ている深い睡眠)を繰り返していますが、夜間陰茎勃起現象はレム睡眠時に起きています。
これは、性的興奮から勃起するのではなく、寝ている間に身体が自動的にペニスに血を送り込み、性器の老化防止や勃起機能の調整をしていると考えられています。
起きる直前のレム睡眠時に勃起しているのを、起きた後に自覚できるのが朝立ちなのです。

男性ホルモンが低下すると夜間陰茎勃起現象も減少していきます。
男性ホルモンが高い20代の時には、レム睡眠時間の4〜5割勃起していたのが、60代になると2割近くに減ってしまうのだそう。。

年を重ねるにつれて男性ホルモンが低下してしまうことは当然のこと。
ですが、EDや朝立ちがなくなるなどの症状が極端にあらわれた場合には、男性ホルモンの低下以外に、身体が発している病気のサインであることも考えられます。

EDと病気のサイン

メタボや高血圧、糖尿病などの生活習慣病、ストレスが原因で血管が老化してしまっている場合にもEDは起こります

動脈の太さは、陰茎が1〜2㎜、心臓3〜4㎜、脳5〜7㎜。
血管のしなやかさがなくなり、沈着物により血管内が狭くなって、血液の流れも悪くなる動脈硬化も、細い血管から、すなわち陰茎から始まり、心臓、脳へと徐々に進行していくことが考えられます。
ある調査によると、勃起障害がある男性と勃起障害がない男性で「10年以内に心疾患と脳梗塞疾患を発症する可能性」について比較したところ、勃起障害のある男性はない男性と比べて、心疾患を発症する可能性は65%増、脳梗塞を発症する可能性は43%増の確立で発症率が高かったそうです。
アメリカでは心筋梗塞の患者さんの6割以上がEDを自覚していたとの調査結果もあります。

勃起が起きづらくなったり、朝立ちがなくなるということは、血管が老化し、全身に血液がきちんといきわたりづらくなっている可能性も考えられるのです。

男性自身が自分の身体の状態に気づき、生活習慣を見すなどを出来ることがベストですが、、自身のことは「年だから、、」「最近忙しいしなぁ、、」と二の次になってしまうことはよくあること。
男性更年期障害でも奥様の方が、旦那様の様子が以前と変わったことに気づき、旦那様をメンズヘルス外来に連れて行くということも珍しくはないようです。
男性自身はもちろんのこと、女性もパートナーの性機能について、気づいたことがあったら健康診断の結果を注意深くみたり、普段の生活習慣について見直したりしてみてあげてください(^^)

最後に男性ホルモンを上げる食材について書きたいと思います♪

男性ホルモンを上げる食べ物

セロリ

セロリには男性ホルモンに非常に構造が似た物質が多く含まれている他、血圧を下げたり循環器の機能改善に効果的です。また肥大脂肪細胞が出すアロマターゼ(男性ホルモンを女性ホルモンに変えてしまう物質)を阻害する働きを持つ成分も含まれています。
一日あたり3〜4本の摂取がベスト。

ウリ科の植物(きゅうりやスイカなど)
NO(一酸化窒素)の生成を促すシトルリンという成分が含まれています。

ニンニク
体内のテストステロン(男性ホルモン)を上げ、性欲を高めたり、ペニスへの血流を増やす効果が期待できます。
また動脈硬化や高血圧、糖尿病を緩和させる働きも。

牡蠣
牡蠣には亜鉛が多く含まれます。男性は射精をすると約5㎎の亜鉛を消費し、亜鉛が不足すると性欲の低下や男性ホルモンや精子数の低下を引き起こします。
EDで悩む方の多くは、亜鉛が不足していることが明らかになっています。
4つも食べれば、必要な亜鉛量は十分とれます。

生姜
強い血行促進作用があり、動脈硬化の改善や予防に強い効果があります。

 

男性ホルモンと性機能(付け足し)こんばんは! なぜだか急にスマホからでも、はてなブログにブックマークできるようになりました! よくわかりませんが、ホッと一安心(笑)...

 

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