日々いろいろ

常陸国風土記ゆかりの地巡り(日立市編① 御岩神社)

今回の『常陸国風土記ゆかりの地巡り』は「日立市」。

年末年始は家でゆっくり過ごそうと思っていたのですが、
やっぱり茨城県のおばあちゃんに会いに行こう、
ついでに日立市まで行って「常陸国風土記ゆかりの地巡り」もしちゃおう!
と大晦日にお出掛けしました。

(前回は、鹿島神宮周辺を巡りました↓)

常陸国風土記ゆかりの地巡り(鹿島神宮周辺編①)先日、「常陸国風土記」ゆかりの地を巡ってきました。 前々からしてみたい、、、と思っていたんですよね(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾ ...

賀毘礼の高峰(かびれのたかみね)

茨城県が作成したサイト常陸国風土記の県北地域に紹介のある
「賀毘礼の高峰(かびれのたかみね)」。

『常陸国風土記』
久慈郡
(太田の里から)
東にある大きな山を、賀毘礼の高峰という。そこには天降ってきた神が鎮座していらっしゃる。名を立速男命という。別名は速経和気命。はじめ、天上界から降って、松沢の松の樹のたくさん枝分かれした俣状の上にいらっしゃった。この神の祟りはたいそうきびしい。誰かが樹に向かって大小便をしたりすると、恐ろしいめにあわせ、病気で苦しめる。樹の近所に住む人たちは、いつもひどく辛い思いをするので、このありさまを、こと細かに朝廷に申し出た。朝廷は、片岡大連を派遣して敬い祭らせた。頭を垂れてお祈りして、「今、このような場所においでになると、民どもの家が近くて、朝夕となく不浄でございます。まさしく、このような所においでになってはいけません。どうぞ、ここを避け移って、高い山の清浄な境内に鎮座なさいますように」と申した。すると、神はこの祈願を聞き入れて、とうとう賀毘礼の峯に登ったのである。その社は石を垣根として、その中に神に仕える一族がたくさんいる。また、いろいろな宝物や、弓・桙・釜・器具の類が、すべて石と化して今に残っている。およそ、どの種の鳥でも、飛び渡るときは、急いで飛び避けて、峯の頂きを通ることはしない。これは昔からそうであり、今も変わらない。

(「風土記(上)」角川ソフィア文庫 現代語訳より引用させて頂きました)

祟りがたいそう厳しいって(゚Д゚;)!!
参拝する際には、失礼がないように気を付けないと。

「賀毘礼の高峰」の有力な候補地が「御岩山」。
今回、御岩山にある御岩神社を参拝しました。
(御岩神社 境内案内板↓)



縄文時代の祭祀遺跡が発見されるなど、常陸国最古の霊山といわれる「御岩山」。
御岩山全体では188柱の神様がお祀りされています。
神仏習合の名残が残る、独特な雰囲気の神社さん。
江戸時代には、かびれ大神宮を水戸藩の祈願所として定め、代々藩主が参拝するなど篤く信仰されました。
(江戸時代絵図↓)

(楼門)


山の中なこともあり、空気がひんやり澄んでる感じ。

(斎神社)

御祭神は、天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・八衢比古神・八衢比賣神。
かつて御本尊として信仰された大日如来坐像(御開帳は、正月期間や春季・秋季回向祭時限定)や阿弥陀如来像もお祭りされています。
天井絵の龍、迫力ありました!
(御岩神社)

御祭神は、国常立尊・大国主命・伊邪那岐尊・伊邪那美尊・他二十二柱の神様です。

御岩神社の拝殿までは普通に参拝できるのですが、そこから先、かびれ神宮や御岩山頂に向かう場合は動きやすい服装と登山シューズ必須。
参拝前に社務所に立ち寄った際、巫女さんに登山シューズかどうか確認をされて、少し慄きました。
御岩神社から山頂まで往復で約2時間。
ここから先はお手洗いがないので要注意。飲料水の持参も必須。両手もあけておくためリュックがオススメです
(常陸国風土記のお話から、特にお手洗い関係は気をつけないと思いました)

(表参道の入口)


一気に人が少なくなり、山道をのんびり進みます。


カンブリア紀に突入!
ちゃんと道はわかる感じですし、迷ってしまいそうな場所には立ち入り禁止の縄が張ってあります。
木と木の間を進むような場所も。

かびれ神宮に到着。
表参道の最後の方は登山だなと思うような箇所もありましたが、落ち着いてゆっくりと進んでいけば、登山初心者でもいけました(ただし、油断禁物です)。
小学生ぐらいのお子様も親御さんと一緒に参拝していました。

(かびれ神宮)


御祭神は、天照大神・邇邇藝命・立速日男命。
表参道の奥宮。
江戸時代の水戸藩の祈願所であり、徳川光圀公が『大日本史』を編纂する際に筆染めの儀を行ったそうです。

山頂の「かびれの峰」に向かう場合は、ここからさらに登るのですが、今回はここまで。
裏参道を通って、薩都神社中宮を参拝して、戻りました。

静かです。

表参道・裏参道のどちらを通って登ってもいいので、裏参道から登る方もいます。

(薩都神社中宮)


御祭神は、立速日男命。
裏参道の奥宮。
裏参道を通らないと参拝することができません。

裏参道の途中には、樹に囲まれた小さなお社も(荒神様のお社でした)

戻ってきました。
(裏参道の入口)

(ご神木)


圧倒されるような、立派な杉の樹です!

(御朱印)
左が「かびれ神宮」・真ん中が「御岩神社」・右側が以前参拝した時にいただいた御岩神社の御朱印です。

日付を確認したところ、12年ぶりの参拝でした!
その時は奥宮までは参拝しなかったので、今回は更に常陸国風土記の世界を満喫することができました(ර⍵ර)✧
次は、山頂の「かびれの高峰」に挑戦したいです。

続きはこちら↓

常陸国風土記ゆかりの地巡り(日立市編② 泉神社)前回からの続きです。 https://sasaraeotoko.com/?p=8742 御岩山から車で約30分。 JR常磐...

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