前回からの続きです。
御岩山から車で約30分。
JR常磐線の大甕駅近くにある、「大甕神社」「泉神社」を参拝しました。
参拝の順番は前後してしまうのですが、
常陸国風土記のゆかりの地「泉神社」から紹介したいと思います。
密筑の里(みつきのさと)
茨城県が作成したサイト『常陸国風土記』の県北地域に紹介のある
密筑の里(みつきのさと)。
『常陸国風土記』
久慈郡
高市といっている所がある。ここから東北二里(約一キロメートル)に密筑の里がある。村の中に清らかな泉がある。土地の人は大井といっている。夏冷たく冬温かい。湧いて流れて川となる。夏の暑い時には、遠く近くあちこちの村里から酒と肴を持参して、男も女も寄り集まり、ゆったりし、宴会となり、酒を楽しむのである。密筑の里の東と南とは海辺に面している。あわび・うに・魚・貝などの類がとても多い。西と北とは一帯が山野である。椎・イチイ・榧・栗が生え、鹿・猪が住んでいる。およそ、山海の珍味は書きつくすことができないほど多い。
(「風土記(上)」角川ソフィア文庫 現代語訳より引用させて頂きました)
自然豊かで、楽しそうな情景が浮かぶお話だなと思います⑅ර⌔ර⑅
「密筑の里」は、現在では泉神社のある水木町にあたり、
大井と呼ばれる清らかな泉は、泉神社の側にある泉(史跡 泉の森)とのことなんだそうです。
(泉神社)
御祭神は天速玉姫命。
御由緒
泉神社は人皇第十代崇神天皇の御代、宇治四九年(紀元前四二年)にこの地方に鎮祀されたと伝えられている。
延喜式内社の由緒深い旧郷社である。
久自國造船瀬宿禰の奏請により、大臣伊香色雄が勅命を受けての久自の国に至り、天速玉姫命を祭祀して、久自の国に至り、天速玉姫命を祭祀して、久自の国の総鎮守としたことが泉神社の創立である。社記に「上古霊玉此地に天降り霊水湧騰して泉をなす号けて泉川云ひ霊玉を以て神体とする」とある。 ご祭神はこの霊玉を神格化した天速玉姫命をお祀りしている。
「東夷の荒賊を平討する」最前線基地としての地域性を反映し、古くから多くの武将が祈祷に参拝している。
特に、後奈良天皇の御代、享禄三年(一五三〇年)九月に書かれた棟礼には、佐竹義篤が泉神社を崇敬し社殿を修造したと記録されている。残念なことに、享和二年(一八〇二年)社殿が焼失し、旧記録を始め宝物などが散逸してしまった。
現在の社殿は氏子らの浄財により昭和五八年(一九八三年)五月に再建されたものである。
(泉神社ホームページより引用させて頂きました)
拝殿↓
大晦日に参拝したので、初詣のための案内板だと思いますが↓
目洗いの泉↓
眼病平癒の伝承が伝えられているそうです。
泉龍木↓
令和4年に境内奥地より発掘された桜の倒木で、龍に見える姿から泉龍木と名付けられたそうです。
常陸国風土記に記載された泉(現 史跡「泉ヶ森」)
とても綺麗でした!!
(上手く写真が撮れなかったのが残念(ノω・、))
泉の底から砂を吹き上げながら水が湧き出ている様子は興味深く、澄んだ青色は見ていて飽きないです。
水温は夏冬ともに約13度で、毎分1500ℓの清水が湧き出ているそうです。
(湧き出ている様子はInstagramにアップしたいと思います)
池には、厳島神社(御祭神は市杵島姫命)があります。
お神輿↓
ご神木↓
御朱印(書置き)と御朱印帳↓
御朱印帳、とっても可愛いです(青色もあり)
はじめのページにはご由緒とご祭神が描かれています。
本当にうっとりしてしまうような、とても綺麗な泉でした꒰ ´͈ω`͈꒱
古代からずっと湧き続けていると思うと、すごいなぁと思います。
また見たくなる景色でした!
大甕神社
泉神社を参拝する前に大甕神社を参拝しました。
2社間の距離は車で約5分。
数年前に祖母と参拝して以来ですヾ(o´ェ`o)ノ
大甕神社は常陸国風土記ゆかりの地というわけではありませんが、
皇紀元年(紀元前660年)創建と伝わる古社です。
御祭神は武葉槌命(倭文神とも呼ばれる織物の神様)と地主神の甕星香々背男。
御由緒は、
當社の創祀は詳らかではありませんが、社伝によれば皇紀元年(紀元前六六〇年)とあります。
鹿島・香取の二神が、服はぬ国津神・草木石類にいたるまで平定するも、唯一、甕星香々背男と称する星神を征服することができずにおりましたところ、二神に替わって大甕に赴き地主神の霊力を宿魂石に封じたのが倭文神武葉槌命であったと伝えられています。
此の地の住民、国土開発と国家安寧に尽力された神として、大甕山上の古宮の地に祀り祭祀が行われておりました。時は移り、江戸期元禄八年旧暦四月九日藩命により甕星香々背男の磐座、宿魂石上に遷座されてより三百年の星霜を経て今に至ります。
(大甕神社のホームページより引用させて頂きました)
拝殿↓
ご本殿は宿魂石と呼ばれる甕星香々背男の荒魂を鎮めた岩山の頂上にあります。
途中、鎖を伝って登る場所もあるので、動きやすい靴がオススメです。
(とはいえ、5分ぐらいで登れる岩山です)
ご本殿↓
甕星香々背男社↓
宿魂石の麓にある小さなお社。
御朱印↓
左が地主神の甕星香々背男、真ん中が大甕神社、右側が以前に参拝した時にいただいた御朱印です。(11年ぶりの参拝でした)
ちなみに鹿島神宮の拝殿前にある摂社「高房社」の御祭神は武葉槌命。
武甕槌大神の葦原中国平定に最後まで服従しなかった天香香背男を抑えるのに大きく貢献した建葉槌神が御祭神です。
古くから、まず当社を参拝してから本宮を参拝する習わしがあります。
(鹿島神宮ホームページより引用させて頂きました)
以前に参拝した時も思ったのですが、なんとなく歴史ロマンヽ(´w`●)ノ
次は、大甕神社がもともとあった古宮跡にも行ってみたいです。
昔から伝わるお話って本当に面白いなぁと思います。
歴史的な真偽はともかく、物語として面白いですし、どこか昔の方の生活や雰囲気を感じることができて好きだなと思います。
また時間がある時に、常陸国風土記ゆかりの地巡りをしたいです♪
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