日々いろいろ

旧鴇田家住宅(千葉県の素敵な古民家♪)

千葉県の実籾駅近くで、
素敵な古民家を発見しました!(‘ω’*)

「近道かな?」と普段通らない道を通ったところ、
なかなかお目にかかれない立派な茅葺屋根のお家が。。
人が住んでいる雰囲気はなく、近くに行ってみたところ、
千葉県指定有形文化財『旧鴇田家住宅』
という昔の名主さんの家が移築されたものでした♪

『旧鴇田(ときた)家住宅の概要』
旧鴇田家住宅は享保12年(1727年)から翌13年にかけて東金(御成)街道沿いに建築され、江戸時代に実籾村の名主をつとめた鴇田家の住居として、平成3年(1991年)まで使用されていました。
平成12年10月にほぼ建築当初の姿で移築復元され、同年11月に開館しました。
L字型に曲がった主屋は、かつて東北地方に多く分布していた「曲屋」であり、南関東では極めて珍しい建築様式です。
また、この住宅は、身分の高い人が来訪した時に使う「ゲンカン(玄関)」や、その供の者が待機した「トモマチベヤ(供待ち部屋)」、江戸時代の民家としては貴重な客便所など、名主の家にふさわしい特色を伝えています。
(パンフレットより引用)

「江戸時代」から最近の「平成」まで、実際に使われていたんですね!
ちなみに見学料は無料。



お家の中に入ることもできます♪

「茅葺平屋寄棟造」
床面積:315.7㎡、棟高さ:10.3m(礎石上端から棟木上端まで)。

それにしても広いし、天井が高いなぁ!
木の香りに、昔の家独特の室内の暗さ、そのやや暗い室内から見る庭がまた綺麗♪
昔の家は障子を開ければ、風が通り、かなり涼しいとは聞いたことがありましたが、本当に爽やかな涼しさ!ヽ(o’∀`o)ノ
猛暑日ではありますが、汗もひいて、お昼寝ができてしまうような感じでした(笑)

私が一番感激したのは、
縁側に座ってお庭を眺めつつ『水琴窟』の音が聴けること♪(*´艸`*)
このような形で、水琴窟の音が聴けることは、なかなかないんじゃないでしょうか。



スピーカーで音は大きくしているようですが、

緑の綺麗なお庭を目で楽しみつつ、
木や畳に触れ、
どこか懐かしい香りを感じながら、
ひそやかに聴こえる水琴窟の音に耳を澄ます。

「味覚」はありませんが、五感への癒し効果高いです♪

ちなみに土間にはカマドがあり、午前中には火を焚いているそうです。
(天候によっては焚かない日もあり。)


こんなレトロな脱穀機の展示もあったり♪



こちらの旧鴇田家住宅は『実籾本郷公園』という公園の中にあります。
周りも緑が多いので、とても落ち着く雰囲気♪
あまり知られていないのか、お庭の手入れをされている方、受付の方の二人しかおらず、遠慮なく寛がせてもらっちゃいました(笑)

展示してある資料を見ると、紅葉の写真やこちらの公園自体が桜の見所でもあるようなので、四季折々の美しさを楽しみにまた是非行きたいと思います(≧ω≦*)

『旧鴇田家住宅』
習志野市実籾2‐24‐1(実籾本郷公園内)
京成本線実籾駅から徒歩12分 (駐車場あり)
開館時間:9時30分~16時30分
休館日:第2・4月曜日(祝日にあたる場合は翌日に振替)、年末年始


ちなみに、パンフレットには旧大沢家住宅』(京成津田沼駅より徒歩20分)という古民家についても書かれていました。

『旧大沢家住宅の概要』
旧大沢家住宅は、寛文4年(1664年)に建築された東日本最古級の古民家です。
江戸時代に上総国長柄郡宮成村(現在の千葉県長生郡長生村)の名主をつとめた大沢家の住居として、昭和48年(1973年)まで使用されていました。
昭和51年、建築当初の姿に移築復元され、同年11月に開館しました。
この住宅は、江戸時代中期までの典型的な房総民家の形式を今に伝えています。
その特徴として、開口部が少なく「デイ(出居)」の戸口が格子窓と壁だけで構成されていること、差鴨居が少ないこと、大黒柱が使われておらず床の間もないことなどがあげられます。
(パンフレットより引用)


こちらも風情のある感じ!
また、旧大沢家住宅のある森林公園では、「旧木曽王滝森林鉄道」を静態保存・展示していることもあり、
昭和15年に製造され、木曽王滝森林鉄道が廃止されるまで使われていたディーゼル機関車(酒井工作所製ディーゼル機関車92号)なども見ることができます
機関車がお好きな方は是非行ってみてくださいね♪