男性ホルモンと男性更年期

男性更年期の勉強④

9月の連休に、日本メンズヘルス医学会の学会がオンライン開催されたので、
今年もそーっと拝聴しました(●☌◡☌●)
(ちゃんと申し込みはして聴いているのですが、いつもドキドキしちゃうんですよね(笑))


医療の専門知識があるわけではないのでわからないことも多いのですが、
性ホルモン研究の最新情報など「気になる!」と思うことも多いので、
わかる範囲で調べつつ聴いている感じです。
(私は医療従事者ではありません。以下は、あくまで私の感想であり、尚且つ、もしかしたら間違った認識で聴いているかもしれないので、気になった方はお医者様や専門機関にご相談ください。)

私たちの身体はまだまだわかっていないことも多く、様々な研究がされている最中なんですよね。
男性ホルモンも同様で、以前にブログで、

男性ホルモン②(男性ホルモンの比率)ここで衝撃の真実をお伝えします。 血中を流れるテストステロン(最強男性ホルモン)の約98%は、男性ホルモンとしての力を持っていませ...
更年期に男性の身体の中で何が起きているのか(ホルモン編)【男性更年期障害】 年齢を重ねるにつれて、男性ホルモン量が低下し、身体のバランスが崩れ、 そのことが原因であらわれる様々な心身の不調...

血中を流れるテストステロン(男性ホルモン)の中には、しっかりとタンパク質がくっついてしまって男性ホルモンとしての力を発揮できない状態のものもあることを書きましたが、最近の研究では、実はそう思われていたテストステロンも、男性ホルモンが作用するための受容体を持つ細胞に取り込まれ、男性ホルモンとしての力を発揮しているのではないか?と考えられてもいるようです。
(まだ研究中ではあるようですが、そのような状態なのは、血管の中を高速移動し、遠くの細胞までテストステロンを運ぶためでは?とも)
興味深い。

また、「肥満とテストステロンの関係」。
肥満はBMI値(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))25以上と定義されていますが、
BMI値25以上の男性は、全体のテストステロン量も、男性としての力を発揮するフリーテストステロン量も、低下してしまっていることが多いようです。
ですが、様々な研究においても、減量するとテストステロン量が増えたそう
(15%以上の減量で、フリーテストステロン量が有意に増加したとのデータあり)
年を重ねると、どうしても太りやすくなっていきますが、
健康のためにも若さを保つためにも、運動や食事などで体重をコントロールすることが大事になります。

そういえば、男性ホルモンアップに有名なサプリとそれに伴う研究データの講演もあったのですが、動物の研究ではこういう結果があるが、人間も同様の効果があるかわからないものもあるようです(様々な面で人での研究は難しいようで、研究待ちでもあるようです)。
以前に別の栄養学の講座で、自己判断でサプリを摂取していた方が、栄養素の過剰摂取で逆に体調を崩してしまったというお話も聴きました。あくまでサプリは健康補助で、基本的に栄養はきちんとお食事の中で、必要な場合は専門的な知識を持つ方に相談のうえ、摂った方がいいのかなとも思いました(とはいえ、摂取量が少ないかなと思われる栄養素はサプリで手軽に摂れたらいいなと私自身思いますし、サプリも様々な種類があって、、、難しいですよね)

EDの治療について。
日本のED治療はバイアグラ・レビトラ・シアリスといったお薬での治療がメインですが、使うことができない方やお薬の効果が得られなくなってきた時の選択肢として、

  • 「陰圧式勃起補助具」
    空気圧を利用して陰茎に血液を吸引し、勃起状態にした後、根本をバンドで巻いてその状態を保つもののようです。現在、陰圧式勃起補助具 Vigor(ビガー)が厚生労働省承認のものとしてあります。
  • 「衝撃波治療」
    衝撃波を陰茎海綿体にあて、新しい血管の形成を促し、陰茎にながれこむ血流を増やします。
  • 「陰茎海綿体注射」
    陰茎に血管を拡張する薬を注射することで勃起を起こす方法で、お医者様に教わることで自分で注射ができます。
  • 「陰茎プロステーシス」
    陰茎海綿体内にプロステーシスという器具を埋め込んで、勃起状態を作る方法。後戻りできない手術法なので、他の方法を試したうえで最終的に提案される治療方法です。

講演は衝撃波治療器Renovaについてだったのですが、
ED治療方法がどのような内容なのかが個人的に気になってしまったので、簡単にではありますが調べてみました↑
それぞれの治療法で、メリット・デメリット、どういう場合に治療法を選択するのか、治療が行える方・行えない方、治療費の違い等あります(詳しくは専門機関のホームページ等をご覧ください)。

上記の方法は、基本的に器質性ED(血管トラブルなど、身体の問題が原因となり起こるED)への治療法ではありますが、
年齢が若く、EDの程度が重くないほど、治療後の満足度は高くなるようです。
当然と思われるかもしれませんが、病院へ行くことの抵抗や多忙な方は時間を作ることの難しさもあって、EDの症状が軽いうちにクリニックで治療を行う方は多くないのではないでしょうか。ただ、EDの症状が重症化してしまうと、そのぶん治療も難しくなってしまうようなので、症状が気になる方は、健康チェックも兼ねて、早めにお医者様に診てもらうことも大切かもしれません。
衝撃波治療器Renovaは、70歳までの患者さんは約7割が満足しており、70歳以上の患者さんは5割弱ぐらいのようです。

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脱線。
↓は学会とは関係なく、私が思っていることですが、
性機能の問題は、個人によって原因が異なる、本当に繊細な問題だなと思います。お客様でも、気になっているとおっしゃる方が多いです。
EDの原因は、身体の問題以外にも、心因性ED(精神的な問題が原因となって起こるED)や、心と体の両方で問題が起きている場合(混合型と呼ばれ、患者さんの8割以上がこちらのタイプのようです)もあります。

身体については、「血管の若さや血行の良さ」がかなり大事なのかなと。
体中に酸素や栄養を運ぶ血管の老化を防ぐことは、性機能だけでなく、若さや健康を保つという意味でも重要。そういった意味で性機能=若さに近いものがあるような気もします。
また以前にも書きましたが、性機能には自律神経の働きも欠かせません。
自律神経が乱れて、交感神経・副交感神経の切り替えが上手くできないと、勃起・射精が上手くいかない場合もあります。
現代のストレス社会では、交感神経が優位になりすぎていて、副交感神経への切り替えがうまくいっていない人も多いといわれていますが、
お客様でも、眠れなかったり、音などに敏感になってしまっていたり、常に体に力が入ってしまう方も(実際にトリートメント中も、自覚なく、終始力が入っているお客様も少なくありません)。
マッサージやヨガなど、自分の好みのリラクゼーションで、心身の力を抜いてリラックスすることが大切。
また、力が抜けない方は心身が緊張している状態に慣れてしまっていることが多いので、今すぐ力を抜こう・緩もうではなく、長い目で見て(切り替えがうまくできるよう練習もかねて)、体をリラックス状態に慣らすことが大事かなと思います⑅ර⌔ර⑅

精神的な問題は、「勃起しなければ」というプレッシャーやトラウマ、ストレス等があげられます。数は多くないように感じましたが、性機能障害に関するカウンセリングや心理療法を行っている病院もあるようです。

食事内容・運動習慣・睡眠時間・既往症・服用してる薬(薬の種類によってはEDを引き起こすものもあります)・ストレスなどは、人によって全然違いますが、性機能の不調の原因も、その人その人によって、きっと全然違うんですよね(もちろん、心身の不調全般でいえることなのですが(`≧ ^≦*))。
治療法はあれど、まだ、誰もが治る100%の治療法はなく、
だからこそ、ド定番ではありますが、やっぱり、規則正しい生活や適度な運動・バランスのとれた食生活、意識的なストレスケアなど「予防」が大事になるのかな、と思います。

どうしましょう(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)
気が付いたらED治療方法に脱線してしまったうえに、更に脱線して長くなってしまいました。当初に書きたかったことは全然違うのに。
続きは次回に。

たまにお問い合わせをいただくことがあるので、念のため。
当サロンはリラクゼーションサロンです。
アロマテラピー(芳香療法)や米国発祥のエサレンボディーワークで、お客様にリラックスできる時間をお過ごしいただけたら(*´ェ`*)と思っております。
男性更年期障害の治療はお医者様ではないので出来ません。
男性更年期障害の症状にお悩みの方はお医者様にご相談くださいね。
また、性的なサービスは一切ございません。

 

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