前回のブログの続きです。
媚薬に関する本を読み、世界的に媚薬として用いられてきた歴史・文化があるものの中で、香辛料や香りは現代の生活にも取り入れられる「媚薬」だなと思いました。
前回ご紹介した2冊の本(「媚薬」C・M・エーベリング+C・レッチュ著 西田博美訳/ 「媚薬の博物誌」立木鷹志 著)にも媚薬としての香りについて触れられているのですが、世界各地の時代時代で作られた媚薬が記載されていることもあり、現代では違法薬物とされる植物や有毒植物が載っていることも多く、、生活に取り入れるにはやや参考にしにくい(´・ω・`;)
というわけで、今回は
「愛のアロマテラピー」マギー・ティスランド著 高山林太郎訳
をメインに読書記録も兼ねて特に気になった内容を紹介しつつ、「媚薬としての香り」について書きたいと思います。


香りによって男女の愛をより深くするアロマテラピーの秘法を紹介。性愛だけでなく美容にも役立つ一冊。
(「愛のアロマテラピー」マギー・ティスランド著 高山林太郎訳
本の紹介より引用させて頂きました)
媚薬としての香りの使い方
「香り」と人類の歴史は長く、宗教儀式・病気治療など様々な場面で香りは使われてきましたが、異性を誘惑する・自分の性的な魅力を高める・官能の歓びを高めるなど「媚薬」としても太古の昔から用いられてきました。
第二章「エロチシズムの歴史」では、中国古代の性典の話や日本の性器信仰や香道の話、「カーマ・スートラ」や「匂える園」に記載されている女性を誘惑し、官能のムードを高める香りの話、薔薇を愛した古代ローマ人の話、中東のハレム(後宮)の女性たちが美しさと官能を保つために行った香りの利用方法、等々が書かれています。
例えば。
ハレム(後宮)の女性たちは、美しさと官能的な魅力を保つために、
性的な能力を高めるためにジンジャー(生姜)やクローブ(丁子)などの香辛料を体に擦りこんだり、毎日行われる長い沐浴の後には髪にオイルを垂らし体に芳香水をつけて休んだそうです。
また、以下は他の本からの引用になりますが、
地面に穴を掘り、麝香、龍涎香、乳香、没薬を穴にいれてくすぶらせ、香煙を逃がさないように着衣を広げて穴の上にしゃがみこむ。こうすれば、悪魔祓いができるばかりか、体と衣服に香りを移すことができると考えられていたのである。
(「媚薬の博物誌」立木鷹志 著より引用させて頂きました)
といった方法でも香りを身にまとったり、
香りは「膣の香りづけ」にも使われていたそうで、
陰部の匂いも重要なポイントである。悪臭を消し、幻惑するような強い芳香を添えるための手入れが施される。アンチモンとマスチックで悪臭を消したあと、陰部を薔薇やミルテの香水で洗うか、ラヴェンダー水や麝香オイルで湿した布で拭う。麝香酒やミュスクという香料を使って、香りをさらに強めることもできる。
(「媚薬」C・M・エーベリング+C・レッチュ著 西田博美訳より引用させて頂きました)
という記載もありました。
現代は化学的・人工的に作られた香りに溢れていますが、かつては木や樹脂を焚いた香煙を使ったり、摘んだ花を水やオイルに浸し、香りを移した芳香水や香油を作って体に塗布したりしました。
そういったものは植物の薬効成分を取り入れることができるため、香りによって体臭ケアや自身の性的な魅力を高めると同時に、心身の健康を保つための民間療法のような意味合いもありました。
古代エジプトでは沐浴の後、体に香油を擦りこんだそうですが、香油には100種類以上のレシピがあったそうです。
また、以前ブログに書きましたが、
インドの古典「カーマ・スートラ」では身だしなみを整える方法として「毎日の入浴、隔日のマッサージ、衣服に薫香で香りを焚きしめ、鏡を見て顔容を整え、香辛料を噛んで口に芳香を含ませ、出掛ける」ということが書かれていますし、寝室には香しい花々を置いて麗しい香りで満たすという、官能的な空間を整えるためのアドバイスも書かれています。
チベット医学では「入浴、香油、滋養のある食べ物は精液の生産を促すため、健康な性生活に役立つ」とされているそうです。
アロマテラピーは自然の植物から芳香成分を抽出した精油を用いて空間に香りを香らせたり、植物オイルに精油を混ぜたオイルで体をトリートメントし、心身のリラクゼーションや健康に役立てるというもの。
精油を混ぜたオイルは、まさしく香油。アロマテラピーという言葉自体は比較的最近作られたものですが、内容自体は太古の昔から行われているものともいえます。
どんな香りが媚薬として使われてきたのか
それでは、媚薬としてはどんな香りが使われてきたかというと。
動物性の香料で媚薬としてよく使われていたものは「麝香」と「龍涎香」。
麝香(ムスク)とは麝香鹿の香嚢から採れる分泌物を乾燥させた香料。
生薬としても昔から用いられており、インドではアーユルヴェーダ医学以前の昔から媚薬や万能薬として使われてきたそうです。
前回紹介した2冊の本には世界で作られてきたたくさんの媚薬(主に飲んだり、体に塗ったりするもの)が記載されていましたが、材料の一つに麝香が挙げられていることが多かったです(ただし、現在は麝香鹿が乱獲のため絶滅の危機にあるため、一般的に使われるムスクの香りは合成されたものとなります)。
龍涎香はマッコウクジラの腸内に発生する結石。偶然にしか手に入れることができないため(たまに浜辺に流れ着いたものが見つかり、ニュースになっています)、こちらも昔から貴重な香料とされてきました。
植物の香りは、、、多々あるのですが、
乳香(フランキンセンス)・没薬(ミルラ)・白檀(サンダルウッド)
古代から宗教儀式などで使われてきました。気持ちを深く落ち着かせると同時に集中力や恍惚感も高めるような香りでもあります。
薔薇・ジャスミン
昔から性的な魅力や官能的な気持ち・歓びを高める香りとして用いられてきました。
性ホルモンや生殖機能の不調を整える香りとしても知られています。
香辛料(丁子(クローブ)・黒胡椒・生姜など)
香辛料は食べる・体に塗布する・香らせるなど、昔から様々な方法で使われてきました。
媚薬や強精剤の材料に用いられることも多く、食べて体に取り入れることはもちろん、前述したようにハレムの女性は性的能力を高めるため体にすりこんだそうですし、「カーマ・スートラ」でも女性を虜にするという陰茎に塗布して性行為時に用いる特別なオイルを作る際の材料としても挙げられています。
(陰茎に塗布する媚薬オイルは幾つかレシピを読みましたが、香辛料が材料に使われていることが多かったです。香辛料を食べた時に口の中がヒリヒリしたり熱くなったりしますが、そういった刺激も媚薬として期待する効果の一つなのだろうか?と思いました。とはいえ、読んだ媚薬オイルには有毒植物も材料として使われており、媚薬効果のメインはそういった有毒植物がもたらす心身への影響かなとも思います)
「愛のアロマテラピー」マギー・ティスランド著には、性愛を深めるためにおすすめの香り(精油)とその利用方法が、数多く紹介されています。
体の部位ごとに異なる香りを漂わせるというようなことは古から行われてきたそうで、
乳首にはローズ精油、陰毛にはネロリ精油やパチュリ精油、太ももにはパチュリ精油やベチバー精油、おへそにはジャスミン精油、首やデコルテにはクラリセージ精油、性器にはサンダルウッド精油といった香りが提案されています。
(精油は直接体に塗布するのではなく、全て適切に植物オイルで希釈したうえ、少量を塗布します。ただし、性器はとてもデリケートな部分なので、オイルで希釈したとしてもかぶれたり炎症が起こる可能性もあるので、個人的には塗布は避けた方がいいかなと思います)
アロマテラピーでは、官能的な気分を高めたり、性的な不調を助ける精油として、
ローズ精油・ジャスミン精油・イランイラン精油といった花の精油をはじめ、
サンダルウッド(白檀)精油・ミルラ(没薬)精油・パチュリ精油や、
カルダモン精油・クローブ精油・ジンジャー精油・ブラックペッパー精油などの香辛料系の精油(ただし、香辛料系の精油は皮膚刺激が強いため、トリートメントで用いるのは避けたほうがいい精油やトリートメントオイルにブレンドする際には低濃度で使用がすすめられている精油もあります)などがあげられます。
タントラの儀式で用いられる香りにも触れられていて(タントラについては、きちんと調べたわけではなく、どう説明していいのかわからなかったので、ごめんなさい、気になる方は調べてみてください)、
女性は手にジャスミン精油を、首と頬にはパチュリ精油を、乳房には龍涎香やヒーナームスクを、頭髪にはスパイクナード(甘松香)エキスを、性器には麝香を、太ももにはサンダルウッド精油を、足にはサフランのエッセンスを、
男性はひたい、首、胸、へそ、陰部、上腕部、太もも、手足にサンダルウッド精油を、
塗りこめるそうです。
それぞれの香りをその部位に塗布することにきっと意味があるのだろうと思いますが、官能的な気分を高めるような媚薬効果も期待して選ばれた香りなんだとも思います。
タントラの儀式につていは他の本にも記載があり、香り部分についてのみ抜粋すると、
タントラの交合の儀式は、夜の帳が降りる頃、パートナーとともに沐浴することから始まる。蝋燭を灯し、香を焚き、麝香を振り撒く。香りがよく媚薬的効果のある麝香、リュウゼンコウ、白檀、肉桂、樟脳のエッセンスをお互いの体に擦り込み合う。ここからがいよいよ五摩事の始まりである。
(「媚薬」C・M・エーベリング+C・レッチュ著 西田博美訳より引用させて頂きました)
官能を高めるような香りを感じながら、そういった植物の薬効成分を体にも取り込む。
お互いの体に「触れる」「触れられる」ということが、より媚薬の効果を高める感じでしょうか。
媚薬とは少し異なりますが、
パートナーと性愛を深めるにあたっては、心身を整えることも大切。
大きなストレスを抱えて落ち込んでいたり、心身が疲労していたり、自分に対して自信を無くしている状態は、パートナーとの時間に没頭できない、体が思うように反応しないといった不調を招くことがあります。
そういった心身の調子を整えるためにおすすめの香りも幾つか。
更年期にある人におすすめ。人は男性ホルモンと女性ホルモンの両方のホルモンが分泌されており、男性性と女性性の両方を併せ持ちますが、更年期はそんな男性性と女性性のバランスが不安定になったり、崩れているような状態ともいえます。
そういう時は気持ちが落ち込んでしまったり、イライラして攻撃的になってしまうことも。
マートル精油・ローズ精油・ゼラニウム精油はバランスを取り戻すのにおすすめの精油です。
疲れた体を元気づけるのにおすすめの精油は、ローズマリー精油・レモングラス精油・マートル精油。
特に強いプレッシャーを感じる時や意志が弱くなっているように感じる時は、太陽神経叢(みぞおち部分)にローズマリー精油を希釈したオイルを塗りこむとよいのだとか。
(太陽神経叢をマッサージすることは、性的な能力を高めることにもオススメなのだそうです)
本には他にも、官能的な気持ちが高まるような香りを用いた空間づくりや、性的な魅力を高めることにもつながる香りを使った美容方法などが記載されており、
「なるほど、そんな利用方法が⁉」と個人的に驚くことも多く記載された充実の内容でした( ´罒`*)
実際に香りをご用意いたしました
せっかくなので、「媚薬として使われた香り」の中であげた精油をサロンで幾つかご用意いたしました。
もともと置いていた精油もありますが、新しく取り寄せた香りもございます。
どのような香りなのか気になる方もいらっしゃるのではないかなと思いましたし、個人的にも香りを感じてみたいなと(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾
詳しくは後日ホームページでお知らせしたいと思いますが、媚薬として使われた香り(精油)をオイルにブレンドした「香油」を使ったトリートメントを、是非受けてみてください
と、ここまでは香りの話。
カーマ・スートラに関する本を読む中で「媚薬として使われる植物」に興味を持ち、自分の中で「オトナの夏の自由研究」と調べてここまで至ったわけですが、、、、
「愛のアロマテラピー」マギー・ティスランド著を読んでいたら、個人的に気になる内容にぶつかってしまいまして。
男性の性的不調に対して、アロマトリートメントと共にペニス(陰茎)リフレクソロジーもすすめられていました。
正直、思いました。
えっ、、、ペニス(陰茎)リフレクソロジー(図あり)、、、
何それ、すごく気になるΣ( Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙
参考図書が書かれていたので、思わずAmazonでその本を購入してしまいました。
もう8月も終わるのに、自由研究が終われない。
これについてはまた後日、ブログで書きたいと思います。
念のため、誤解を招かないように書かせていただきます。
当サロンは性的なサービスは一切ございませんし、いたしません。
施術内容は女性専用のリラクゼーションサロンと同様のもので、男性機能を高めることに特化するような施術は行っておりません(たまに、そういった質問をいただくので書かせていただきました(*;ω人))
ペニス(陰茎)リフレクソロジーについても、施術として取り入れることは全くないです。
ただ、男性の心身の健康に活かせるような情報はお伝えしていけたらいいなと常々思っています。
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アロマサロンSASARAE
https://www.sasarae.com
新宿駅のお隣り、京王新線初台駅より徒歩約5分。
男性の心身の不調にスポットをあて、
本格アロマテラピー
エサレン®ボディーワーク
を行っております。
男性更年期障害について勉強中です。
心に響くような優しいタッチ
心身の深いリラクゼーション
完全予約制・プライベートサロン
性的なサービスは一切ございません
営業時間
10:00~23:00
(午前中のご予約は前日22:00までの受付となります。
最終受付20:00
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