日々いろいろ

映画『茶飲友達』を観てきました

気になっていた映画茶飲友達を観てきました(*ฅ́˘ฅ̀*)

「人生100年時代」。日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超え、巷では豊かで自分らしい老後の生き方・過ごし方にさまざまな角度からスポットライトが当てられている。
その一方で、孤独死、介護疲れによる無理心中など、高齢者を取り巻く悲しい事件は後を絶たない。
高齢者を支える若者世代もまた、低賃金低所得、ディスコミュニケーションなど、暮らしと心にダメージを受け、行き場のない閉塞感に陥る人が増殖している。

先の見えない日々のなかで、2013年10月に起きた高齢者売春クラブ摘発のニュースに着想を得て生まれた社会派群像劇『茶飲友達』。抗いようのない日々を浮き彫りにしながら、高齢者と若者、異なる世代はどのように交わり、共存していくべきなのか。正解のない問いに向き合いたくなる作品が誕生した。

(ホームページより引用させて頂きました)

ストーリー⇓

妻に先立たれ孤独に暮らす男、時岡茂雄(渡辺哲)がある日ふと目にしたのは、新聞の三行広告に小さく書かれた「茶飲友達、募集」の文字。
その正体は、高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」だった。運営するのは、代表の佐々木マナ(岡本玲)とごく普通の若者たち。
彼らは65歳以上の「ティー・ガールズ」と名付けられたコールガールたちに仕事を斡旋し、ホテルへの送迎と集金を繰り返すビジネスを行なっていた。
マナはともに働くティー・ガールズや若者たちを “ファミリー”と呼び、それぞれ孤独や寂しさを抱えて生きる彼らにとって大事な存在となっていた。
ある日、一本の電話が鳴る。
それは高齢者施設に住む老人から「茶飲友達が欲しい」という救いを求める連絡であったー。

(ホームページより引用させて頂きました)

感想を書きたいのですが、
以下、映画の内容にふれているので、
気になる方はお進みにならないでくださいませ(。>д人)


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高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」を利用する
高齢の男性利用者が抱える孤独や性欲、触れあいへの渇望。

奥さんに先立たれた、
痛がって奥さんが相手をしてくれない、
施設に家族が来てくれない、
プライドを捨てられない。

奥さんに先立たれて一人で暮らす男性の
部屋の散らかり方や、亡くなった奥さんの服に顔を埋める姿に、
深い孤独感を感じました。

久しぶりにセックスをする時の、
ぎこちなさや気持ちが溢れたような触れ方。

性欲は人間の三大欲求の一つですし、人生100年時代において、
充実した「生」のために「性」の問題は欠かせないと思います。
それに、孤独や不安・寂しさを感じる時ほど、人肌恋しくなる。

ですが、
セックスをする・性欲が満たされることだけでいいのかと言われると、違うのだと思います。
劇中で使われていた「心のパンツを脱がせる」というセリフが印象的でしたし、

セックスを通した心の触れあいによって、
利用者の男性もコールガールの女性も、
若々しさを取り戻したり、気持ちの充足感を感じているような部分に共感しました。
ただ、それぞれが抱える根本的な孤独や絶望感が消えるわけではないと感じる描写も印象的。

かたや、クラブを運営する若者側も、
社会の「一般的」といわれるレールを外れた時の生き苦しさや、将来の不安、自助で何とかするよう社会に突き放される絶望、親子だからといって理解しあえるわけでない孤独を抱えていたり。

年齢に関わらず、孤独だからこそ、
誰かとつながりたいと思うけれども、、、
ラストの人間模様の生々しいこと。

他にも書きたいことは色々あるのですが、
あまり書いちゃうとネタバレが過ぎる気がするので( ˙▿˙ ; )

高齢者の性の問題を扱った映画という紹介記事を読み、
てっきりそのテーマがメインなのかなと思っていたのですが、
そういうわけではなく、テーマの一つではありますが、
メインのテーマは別にあります。
性の問題がどう表現されているのだろうかと気になって観に行ったので、
感想はそちらメインになってしまったのですが、
様々なことを考えさせらるような内容でした。

高齢者側も若者側も、それぞれ皆が抱える孤独ややりきれなさに、
胸がいっぱいになるような場面もありましたが、
役者さんたち、みなさん素敵で、
観てよかった(* > <)⁾⁾

最後、やっと見つけたオアシスともいえる場所がなくなってしまった時の、
時岡茂雄(渡辺哲さん)の絶望感と哀愁ただようあの後ろ姿。
最高でした。

❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.❁.。.

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