『川内倫子：M/E 球体の上無限の連なり展』に行ってきました

オペラシティ　アートギャラリーで開催中の
『川内倫子：M/E 球体の上無限の連なり』展に行ってきました。

SNSでこちらの美術展を見て気になっていたことと、サロンから歩いて約10分という近さにも関わらず、オペラシティアートギャラリーには今まで行ったことがなかったので、行ってみよう♪と。

写真家・川内倫子（1972–）は、柔らかい光をはらんだ淡い色調を特徴とし、初期から一貫して人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続けています。身の回りの家族や植物、動物などの儚くささやかな存在から、長い時を経て形成される火山や氷河などの大地の営みまで等しく注がれる川内のまなざしは、それらが独自の感覚でつながり、同じ生命の輝きを放つ様子を写しとっています。
（巡回展公式サイトより引用させて頂きました）

川内倫子さんの写真を見るのは初めてだったのですが、
一目惚れのような感じで好きになってしまって、
何周もしてしまいました。
(本展は撮影OKです）

写真だけでなく、
映像を見たり、音を聴いたり。
川内倫子さんの世界に丸ごと入るよう。

国内の美術館では約6年ぶりの写真家・川内倫子の個展となる本展は、写真、映像など、さまざまな手法による作品を通して、川内の創作の本質や問題意識の核に迫る内容です。
空間設計を建築家の中山英之が手がけ、鑑賞者が会場で作品に向き合う体験を身体感覚として経験できるよう、川内とのディスカッションを重ね、インスタレーションとして展示が組み立てられています。
展覧会タイトルにもなっている新作シリーズ〈M/E〉を中心に据え、未発表作品や過去に発表したシリーズを織り交ぜながら、この10年の川内の活動に焦点をあてます。
(美術展サイトより引用させて頂きました)

床の上に映像が映し出されて、
その上に立って、作品を鑑賞するのは、不思議な気分。
流れる水の中、
揺れる木々の中、
光の中、
映像の世界に飲み込まれるような感じがして、
とりわけ印象的な体験でした。

どなたが感想として「深く呼吸ができた」と書いているのを見ましたが、私も同じく。
日常生活を送る中での、気持ちのさざ波がすーっと静かになって、深く落ち着いていく感じ。それと同時に、気持ちが高揚するような感じもあって。

「お客様にトリートメントを受けってもらった時に、こんな感覚を感じてもらえたら嬉しいな」
と、鑑賞する中で強く感じたことは、私の中での新しい嬉しい発見。

川内倫子さんの東京オペラシティアートギャラリーで開催されている個展は12月18日までです⑅ර⌔ර⑅

ちなみに、
同じく東京オペラシティアートギャラリーで開催されている
『収蔵品展074　連作版画の魅力』展。
そのまま見ることができるのですが、
こちらも充実の内容で驚きました。
私が特に好きだったのは、
山下清澄さんの「彫像ノ様ナ女」↓
（何作かありました）
幻想的で妖しい魅力。

と、川瀬巴水さんの「東京二十景」シリーズ。
すごく素敵でした！
版画の魅力を堪能することができたのも嬉しです♥ම∨ම♥