前回からの続きです(*・ᵕ・)و”

常陸国風土記ゆかりの地巡り(稲敷市編③須賀津弁財天・浮島)常陸国風土記(奈良時代に編纂された、現在の茨城県にあたる場所の地誌。土地の様子や特産物、その土地に伝わる伝承などが書かれている)に、「信太郡」という現在の稲敷市辺りについて書かれた章があります。今回は信太郡の章に書かれている場所の遺称地をぐるっと周ってみよう!と意気込んで行ってきました。...

あんばさま総本宮 大杉神社

今年が午年ということもあり、大注目の「あんばさま総本宮 大杉神社」。
大杉神社にある馬の形をしたご神木が見たいという妹の希望があり、今回参拝したのですが、こちらの神社も常陸国風土記ゆかりの地に鎮座する由緒ある神社です。

古代、霞ヶ浦は海でしたが、航海する人々の目印となっていた巨大な杉樹があり、その巨杉が「あんば」と呼ばれる場所にあったこと、そこからいつしか巨杉に鎮座する神様を「あんばさま」と呼ぶようになった、というような内容が大杉神社さんのホームページに書かれています。

前回のブログで引用した、国立国会図書館が保存している過去の「桜川村」のホームページでは、大杉神社のある阿波(あば)地域について「古代には常陸風土記にも安婆の島とみえるごとく流海(霞ヶ浦)の小支湾をなしていたために絶好の避難津であったところから「あんば」の名がでたといわれ、」と書かれています。

常陸国風土記において「安婆の島」という場所が出てくるのは、行方郡の章。
ここでは簡単に「安婆の島」が出てくるお話について書きたいと思います。

崇神天皇(3世紀~4世紀頃の天皇)の御世、東国の賊を平定するために建借間命(たけかしまのみこと)という武人が遣わされた。建借間命が安婆の島に宿営した際、海(古代、霞ヶ浦は海でした)の東に煙が上がっているのを見て、賊がいることを知り、討伐に向かうも、兵を出して追いかけると、賊は穴を掘った陣地にしっかりと立てこもってしまう。
そこで謀略をめぐらせ、海辺を様々な色の旗を立てるなどして美しく飾り、七日七夜、琴や笛などを奏でて歌い舞ったところ、音楽を聞いた賊が男性も女性も一家こぞって穴倉から出てきて、浜で喜び笑っているところを、建借間命の兵が敵陣の陣屋を閉めて戻れなくし、賊の一族をことごとく捕らえて一挙に焼き殺した、というお話です。

えげつない謀略がインパクトある話です、、、。
(以前に「潮来」という地についてブログを書いた時にも、少し触れたお話です)
大杉神社さんの鎮座地辺り一帯が、常陸国風土記に書かれた建借間命が宿営したという「安婆の島」だったのではないかと考えられています。

以下は、大杉神社さんについて。

御祭神は倭大物主櫛甕玉大神・大己貴大神・少彦名大神。
創建は767年(奈良時代)。
全国の大杉神社の総本宮であり、夢叶え・厄除け・悪縁を断ち切るなどのご利益があるそうです。
華やかな社殿から「茨城の日光東照宮」ともいわれています。

境内は広く、かなり豪奢な雰囲気。
(6月でしたので、茅の輪が設置されていました)

拝殿

拝殿や本殿・瑞垣などには、たくさんの彫刻が。

1996年から10年かけて大修復工事が行われたそうなのですが、その際、社殿彫刻の色が塗りなおされたとのこと。


楼門

神楽殿

大国神社

吊るし賽銭箱
金運回廊に吊るされていて、お賽銭を手前の百円升に投げ入れ、続いて奥の五百円升に投げ入れた後、大国神社を参拝すると、金運財運が御昇倍増々繁盛するとのこと。

他にも境内には、土器を割って悪縁を切る場所や、桃を撫でて厄落としをする場所、碁石を踏んだり、矢場で矢を射たりする場所など、様々な願いを叶えるための場所があります。
神社全般に興味がない人でも楽しめそう。
そして、トイレも凝っており、まるで豪華なお部屋のようでした。
回廊には子どもが乗れそうな大きさのお馬さんもいました。

ご本殿のすぐお隣りに渋い素敵な建物があり、こちらはなんだろう?とふらりと行ったら、源義経の家臣 常陸坊海尊が滞在したとの逸話が残る安穏寺というお寺さんでした。

彩色は落ちてしまっていますが、見事な彫刻です。
大杉神社の社殿も修復前はこういう感じだったのかな。

華やかな大杉神社さんの社殿も素敵ですが、こういった時間の流れを感じる渋みある建物の方がどちらかと言うと好みです。

話が逸れてしまいましたが、また大杉神社に戻り、境内社の「勝馬神社」を参拝しました。

安馬さま
…大杉神社の鎮座する場所は古くは常陸国信太郡と呼称された地で、奈良時代より国営の官馬育成牧場「信太馬牧」が置かれ、優秀な駿馬の育成が行われておりました。こうした由縁から大杉神社の春の大祭は正式には「駒牽祭」と呼ばれ、十頭づつ十組総数百頭の駿馬が奥山境内の馬場において競馬を繰り広げておりました。…
(案内板より引用させて頂きました)

常陸国風土記が編纂された時代から、ここで馬の育成や競馬が行われていたんだ(*゚0゚*)
別の案内板を読むと、勝馬神社の御祭神は不明。元々は大杉神社境内の奥山にあった馬場近くの石祠を、平成14年に現在の場所に遷座・社殿を建立したもので、JRA美浦トレーニングセンターが近いこともあり、競馬関係者や競馬ファンが参拝するようになったそうです。
拝殿前には、たくさんの「馬券」が奉納されていました。
神社で馬券を見たのは初めてである。

(ちなみに「茨城県の不思議事典」石塚眞 編 という本の中に、「美浦トレーニングセンター」のことが触れられていて、1978年に東京・中山両競馬場から調教師・厩務員・獣医やその家族など約5千人と競走馬2千頭!が、人口約8千人の美浦村に転入してきたことが書かれていました。すごい引っ越しです)

勝馬神社の側にある「馬の頭の形をしたご神木」は、まさしく「馬」でした!

御朱印がこちら↓
たくさんの種類があったのですが、とりあえず直書きでいただける大杉神社・大国神社・勝馬神社の御朱印をいただきました。

どら焼き専門店「志ち乃」

余談ですが。
常陸国風土記ゆかりの地巡りが終わった後、母お気に入りの「どら焼き専門店 志ち乃」さんに行ってきました。
写真は↓、土浦本店。
奥の工場がガラス張りになっているので、作っている様子を見ることもできます。

店内にはたくさんの種類のどら焼きがありました。
↓は土浦本店限定の、「はすどら」と「亀城の松」。
はすどらは、はすの実の甘露煮が白餡と共に挟まれていて、亀城の松は求肥が粒餡と共に挟まれています。

写真右側↓は、白餡の中に甘く煮た梅の実が丸ごと入っている「梅どら」。
写真は撮っていませんが、「バターどら」と冷やして食べると美味しい「ピーチどら」も美味しかったです♥

この日は、この後に祖母のお誕生日をお祝いして帰宅(,,><ノノ゙
来月に祖母に会いに行く時は、常陸国風土記ゆかりの地を巡るか、茨城県の観光地に行くか、悩み中。
もし常陸国風土記ゆかりの地巡りをするならば、石岡の日本一巨大な獅子頭のある「常陸風土記の丘」に行ってみようかなぁ。

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