『生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ』展に行ってきました
先日、国立新美術館で開催されている
『生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ』展に行ってきました。

1950年代にキャリアを開始した森英恵は、当初、映画衣装の制作を通じて頭角を現すようになります。
戦後の高度経済成長期の日本において、家庭を持ちながらデザイナーとして社会的にも大きな仕事を成し遂げる姿は、新しい女性像の先駆けとして注目されるようになりました。
そのような中で森が1961年、雑誌『装苑』にて新たに提唱したのが「ヴァイタル・タイプ」という人物像です。
快活で努力を惜しまないその姿は、森のその後の生き方とも大きく重なるものでした。
1965年にはニューヨークコレクションにデビューして以降、その後は日本のみならず晩年まで世界を股にかけて活動を続けました。
本展はオートクチュールのドレス、資料、初公開となる作品を含む約400点を通じて、
森のものづくりの全貌を明らかにします。
デザイナーとしての表現だけではなく、生き方とその創造の根幹にまで迫る
またとない機会となるでしょう。
(『生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ』展ホームページより引用させて頂きました)
(一部を除き、撮影可です)
とても良かったです!
展示はテーマごとに分かれていたのですが、
めくるめく美しい作品の数々にとにかく圧倒されました( *´﹀` *)
森英恵さんのお仕事の原点、洋装店「ひよしや」(新宿)。
学生だった高田賢三さんも出入りしていたそうです。

森英恵さんの旦那さんが営んでいた喫茶店「ヴェルテル」。
当初こちらでファッションショーを行っていたそうなのですが、来場者が入りきらないぐらい評判となり、大きな会場で行われることに。

映画衣装
上段一番左は、石原裕次郎さん初主演映画「狂った果実」の衣装として作られたアロハシャツ。


西陣織のイブニングコートと絹サテンのドレス(1968年)

1950年代~2000年代に作られたものまで、
半世紀にわたって制作された衣装が展示されています。
今着ても断然おしゃれだなと思うものばかり♥
「Japan Blue(藍染)」の衣装、可愛かったです。
右側2点は1975年頃のもので、左側2点は2004年。

「菊のパジャマドレス」(1966年)(右側)


ポスター


ライセンスビジネスの展示で、森英恵さんのデザインを使用したグッズが幾つか紹介されていたのですが、洗濯機がすごく気になりました。
こういうものもあったんだ。


森英恵さんデザインの制服も素敵でした。
日本航空の客室乗務員制服と、水戸芸術館のATMフェイス制服。

紹介したいのですが、しきれないぐらい素敵なドレスがたくさんあったので。
特に!特に!気になったものを幾つか。
黒のイブニングドレス(1988年)。
凛とした強さと美しさが素敵。

ウェディングドレス「真珠色のお嫁さん」(2004年)。
映像も流れていたのですが、ため息がでるぐらい可憐でした。

劇団四季の衣装も印象的。

婚礼衣装「蝶を配した桜色の婚礼衣装」(オペラ「マダムバタフライ」蝶々夫人1幕)(1985年)。
可愛すぎるっ!!!

日本の文字ドレス(1989年)
前列一番右側が個人的に一番好み。

「コクリコの夜会服」(1988年)
後ろ姿のインパクトがたまらないです。

森英恵さんが衣装を担当した、
小津安二郎監督の映画「秋日和」(1960年)の展示もあり。
岡田茉莉子さん、可愛い♡


大回顧展ということもあり、かなり充実した内容で見応えがあります。
会場も広いので、ゆったりと見ることができました。

美術展の一番初めに森英恵さんの言葉が紹介されていましたが、

森英恵さんの技術・センス・創造力だけでなく、
強い意志や情熱、エネルギッシュさも伝わってくる美術展でした。
とても良かったです。
本当に幅広く活躍された方なので、
お洋服に興味がある方以外も、あっこれは!という感じで楽しむことができる気がします。
是非是非、おすすめの美術展です。
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