埼玉のレトロ建築めぐり♡「浦和くらしの博物館民家園」「さいたま市立浦和博物館」

2か月程前のことではありますが、
埼玉県の『浦和』でレトロ建物めぐりをしてきました。

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野外博物館「浦和くらしの博物館民家園」
「さいたま市立浦和博物館」

野外博物館「浦和くらしの博物館民家園」

浦和くらしの博物館民家園は、さいたま市内に残る伝統的な建造物を移築復原し、展示している野外博物館。生産・生活用具を中心とした民俗資料も見ることができます。

広めの敷地をゆっくりとお散歩しながら見学です。

私の一番のお気に入りは「旧高野家住宅」。
浦和区岸町7丁目の旧中山道沿いにあったお煎餅屋さん。

江戸時代後期に建てられたとみられており（建築中に安政の大地震が起こったとの言い伝えがあるそうです）、現存する中山道浦和宿の商家としては最も古いものなのだそう。

旧高野家住宅は、店舗兼作業場部分のみを移築復原したもの。
宿場の商家として典型的な奥行きが長いつくりで、住居は店舗の奥にあったそうです。

旧高野家住宅内↓

レトロ可愛い。
こういったお煎餅屋さんでお煎餅を買ってみたいな♪
印刷用の型紙なんかも展示されています。

旧高野家住宅のお隣りには、「旧綿貫家住宅」が。
浦和区常盤2丁目の旧中山道沿いにあった肥料・荒物・砂糖などを扱う商家さんです。

江戸時代末から明治時代初期に建てられたと考えられており、塗屋造りの店蔵とその奥に住居がありました。
旧綿貫家住宅は、店蔵を移築復原したものです。

昔のレジスターに目を引かれました！カッコイイな。

説明を読んでいると、解体前は白漆喰に黒を塗った黒壁の建物だったそうです。

展示されている建物には、当時の写真や平面図と共に丁寧な説明があり、とてもわかりやすかったです٩꒰｡•◡•｡꒱۶旧中山道に建っていた時の雰囲気を写真から感じることができるのも嬉しいところ。

浦和宿に関する説明。
旧中山道の浦和宿があった場所を少し歩いたことがありますが、昔はこういったお店がたくさんあったんだなぁ！

他にも、江戸時代中期に建築されたと考えられる市内最古の農家「旧蓮見家住宅」や江戸時代後期に建築されたと考えられる「旧武笠家表門」などを、ゆっくり見学することができました。
体験講座や昔の遊びを紹介する催しも、日にち限定で開催されています。
（私が行った時は、展示室に自由に遊べる昔のおもちゃがありました。少し遊んでみましたが、オモシロ難しかったです！めんこ、ひっくり返らなかった）

国登録有形文化財である「旧浦和市農業協同組合三室支所倉庫」。

大正8年に栃木県のかんぴょう問屋の倉庫として建築されましたが、昭和31年に浦和市農業組合三室支所へ移築されました。
現在、倉庫内は展示室になっています。

敷地内には、古代蓮の池もありました。
行った時にはもう花の見頃は終わってしまっていたのですが、例年6月から8月にかけて1400年前～3000年前の蓮といわれる行田の古代蓮が楽しめます。
一般的な蓮と比べて、少しピンク色が濃いそう。
来年は古代蓮の花を見に来れたらいいな。

「さいたま市立浦和博物館」

可愛らしい雰囲気の建物♡
こちらは明治11年に建てられた埼玉県師範学校校舎（鳳翔閣）の中央部外観を復元したもの。明治天皇の行在所にされた際、鳳翔閣という名前が付けられました。（鳳翔閣は浦和レッズのエンブレムにも描かれています）

2階のバルコニー。
バルコニーの柱頭部に彫られたアカンサスの葉の彫刻もみどころの一つ。

さいたま市立浦和博物館では、浦和地域の人々の生活を示す資料が展示されています。
（施設内は一部撮影可）

撮影可の展示資料の中で、私が特に気になったもの。
さいたま市指定有形文化財「木造大威徳明王像」。
厳つくてかっこよかったです。

さいたま市指定有形文化財「木造制多迦童子像」。
ポーズが好き。

他にも、様々な文化財や暮らしにかかわる道具が紹介されていました。
昔の浦和の写真の掲示も多く、今の様子を思い浮かべながらみると面白いです。

見沼通船に関する資料・説明もとても詳しくされていました。
見沼通船に関するサイト→さいたま市公式サイト「見沼通船掘」。