Xに読書記録も兼ねて、読んだ本をアップしているのですが、最近読んだ本についてブログでも少し感想を書きたいと思います。
コップに小さめの氷をコロンといれて、お気に入りのお茶(温かいもの)をゆっくり注ぐと、体に優しい温度の飲みもののできあがり。
夏の暑い時はキンキンに冷えた飲みものが欲しくなりますが、のんびり読書時にはこちらがおすすめです꒰ ੭ु・ω ・꒱ ੭ु⁾⁾
「今日の花を摘む」田中兆子 著
私の趣味は、男性との肉体を伴ったかりそめの恋。それを、私はひそかに「花摘み」と呼んでいる――。出版社に勤めるかたわら茶道を嗜む愉里子は、一見地味な51歳の独身女性。だが人生を折り返し、「今日が一番若い」と日々を謳歌するように花摘みを愉しんでいた。そんな愉里子の前に初めて、恋の終わりを怖れさせる男が現れた。20歳近く年上の茶の湯の粋人、万江島だ。だが彼には、ある秘密があった……。肉体の衰えを感じ始めた世代のリアルな性愛を軸に、自分を偽らずに生きる女たちの姿と、その連帯を描いた著者初の長編小説。
(内容紹介より引用させて頂きました)
「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」受賞作品。
性愛が軸ではありますが、主人公と彼を結ぶものが茶道ということもあり、お茶を点てる描写が折々にあり、どこか凛とした空気も漂います。
性機能の衰えを感じる50代女性と70代男性のそういったリアルな事情にも触れられていて、とても印象に残る小説でした。男性の感想も聞いてみたい。
カッコイイだけではなかったけれど、万江島さんカッコよかった。
著者さんは「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作家。
「女による女のためのR-18文学賞」は面白いと感じる作品が多く、好きです。
「星を掬う」町田そのこ 著
千鶴が夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」には、自分を捨てた母・聖子がいた。 他の同居人は、娘に捨てられた彩子と、聖子を「母」と呼び慕う恵真。
四人の共同生活は、思わぬ気づきと変化を迎え――。
(内容紹介より引用させて頂きました)
読み始めてすぐに引き込まれて、中断することもできず、終始、嵐の中で揉みくちゃにされているような気分で、読了後は嵐が去った後のお日さまを見たような気持ち。
若年性認知症のことも書かれているのですが、記憶をなくしつつある祖母のこともあって、より胸に残りました。読んでよかった。
著者さんは本屋大賞・女による女のためのR-18文学賞大賞受賞作家。
「山怪 山人が語る不思議な話」田中 康弘 著
著者の田中康弘氏が、交流のある秋田・阿仁のマタギたちや、各地の猟師、山で働き暮らす人びとからから、実話として聞いた山の奇妙で怖ろしい体験談を多数収録。
話者が自分で経験したこととして語る物語は、リアリティがあり、かつとらえどころのない山の裏側の世界を垣間見させてくれる。山の怪談。現代版遠野物語。
(内容紹介より引用させて頂きました)
1~3巻と朱巻を読了。面白かったです。
狐の嫁入りなど、山に出現する謎の光の話は日本昔話で読んだことがありますが、比較的最近の体験談としても多く語られていて驚きました。
また、山に通い慣れた人ですら山に閉じ込められて出られなくなってしまうお話も多く、怖かったです。
山の達人すら惑わせる「山」の恐ろしさや不思議さ。
油断して読んでいると、たまにとんでもなく怖い話が挟まっていて、ゾワッとなります。
「日本エロ本全史」安田理央 著
とうとうエロ本の歴史は終わってしまった。
僕たちの体と心を作ってくれたその素晴らしき世界に愛を込めて、
1946年から2018年までの創刊号で見る日本エロ本全史。
(内容紹介より引用させて頂きました)
本と雑誌の写真を載せたら、なんだかドーーンッ!!というような感じになってしまいました。
以前に安田理央さんの「エロメディア大全」について少し書きましたが、創刊号100冊がオールカラーで紹介されている雑誌に特化したエロ本全史もとても面白かったです。
「平凡パンチ」「Jam」「オレンジ通信」「日本版ペントハウス」「デラべっぴん」等々。
各雑誌の成立やどういった経過をたどっていたか等が書かれた真面目な本です。
本を読みつつ、雑誌も読む。雑誌によって濃度がやや異なりましたが、綺麗な写真が多く、性のお悩み・テクニック情報も満載。
こういった写真も動画も情報も、ネットに溢れている時代ですが、紙の雑誌のページをめくりながらじっくりと鑑賞するスタイルが私は好きです。袋綴じのワクワク感も良い。
「性愛奥義 官能の『カーマ・スートラ』解読」植島啓司 著
われわれはなんと貧困な性愛しか知らなかったか!
誘惑の作法から爪と歯の使い方まで いまこそ学ぶ、古代の智恵
卓抜な比喩と精緻な分類から豊穣なカーマの世界が浮かび上がる!
(内容紹介より引用させて頂きました)
世界三大性典のひとつともいわれる、古代インドの性愛論書「カーマ・スートラ」。
カーマ・スートラとはなるほどそういった内容なのかと思うような解説本です。
カーマ・スートラは「愛の技術」を教えてくれる書物なのだそう。
「毎日の入浴、隔日のマッサージ、衣服に薫香で香りを焚きしめ、鏡を見て顔容を整え、香辛料を噛んで口に芳香を含ませ、出掛ける」といった身だしなみのことから、
セックスは女性を部屋に向かい入れるところから始まり、性行為が終わった後も、月明かりの下で星座の話を2人で語らうなど穏やかな時間を過ごすところまでがセックスであるなど、想像以上に繊細でロマンチックな指導まで。
(とはいえ、カーマ・スートラの内容は多岐にわたり、現代の倫理観とは相容れないような内容も中にはあるようです)
「カーマ(性愛)とは聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚の五感の働きに、心と魂の協力をえて、特定の対象を享楽することである。その本質は感覚器官と対象の一種独特な接触にあり、この接触から生ずる快楽の意識がカーマと呼ばれる」
(本文より引用させて頂きました)
感覚と接触と。
心と魂の協力をえて、というのがいいなと思いました。
「ビジュアル版 カーマスートラの世界」ランス・デイン著 山下博司訳

ヒンドゥの愛の聖典を美麗な図版とともに。インドの性のひとつとされた「愛の経典」カーマスートラ。相手に尽くし幸福な愛と尊敬を相互に持ち続けること・・・この重要な文献のコンセプトを損なうことなくエッセンスを凝縮。250点を超える豊富な図版とともに開かれる秘法の扉。
(内容紹介より引用させて頂きました)
当時の女性たちの様子・寄り添う男女の様子・性行為の様子など、絵画や彫刻がたくさん掲載されていて、当時の男女間の空気感が伝わってきます。
まさしく目で見るカーマ・スートラ。
春画とはまた違った雰囲気があります。
ただ、授乳中の行為や旦那さんと同じ空間にいるのに間男さんと致しているなど、春画と同じような構図があったことは興味深かったです。
昔から定番の構図なのかな?それとも人類が好きなシチュエーションなのかな⁇
カーマ・スートラに書かれている性交方法には今でいうSM的な要素も多分に含まれるようで、縄で縛られて上から吊るされている絵画なども載っていました。
女性同士の図や、立場を逆転させて女性がリードをとり人工の棒を男性に挿入する話などの解説もあり、性行為というものは大昔から探求されてきたんだなぁともしみじみ思いました。
半分ぐらいエロスがテーマの本の紹介となってしまった気がします(;´・ω・`)
それはさておき、カーマスートラの第7篇 秘法には、魅力を増す方法・陰茎に塗って性交すると女性が思うがままになるオイル・強精剤・精力回復法などが記載されています。
昔なので、そういったものの材料になるものは「植物」も多く。
サロンで行っているアロマテラピーで使うエッセンシャルオイルは植物から抽出されたオイルということもあり、植物つながりで気になっちゃいました。
簡単にではありますが調べているので、備忘録もかねて今度ブログにまとめたいと思います。
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念のため、誤解を招かないように書かせていただきます。
当サロンは性的なサービスは一切ございませんし、いたしません。
施術内容は女性専用のリラクゼーションサロンと同様のもので、男性機能を高めることに特化するような施術は行っておりません(たまに、そういった質問をいただくので書かせていただきました(*;ω人))
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アロマサロンSASARAE
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