アーティゾン美術館で開催されている
『彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術』展に行ってきました。
地域独自の文脈で生まれた作品への再考が進む近年の国際的な現代美術の動向とも呼応し、オーストラリア先住民によるアボリジナル・アートは改めて注目を集めています。2024年に開催された第60回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展で、アボリジナル作家の個展を展示したオーストラリア館が国別参加部門の金獅子賞を受賞したことからも、その世界的な評価と関心の高さがうかがえます。またオーストラリア現代美術では、多数の女性作家が高い評価を得ており、その多くがアボリジナルを出自の背景としています。当館では2006年に「プリズム:オーストラリア現代美術展」を開催し、以降継続的に作品を収集しています。
本展は複数のアボリジナル女性作家に焦点をあてる日本で初めての機会となります。所蔵作家4名を含む7名と1組による計52点の出品作品をとおして、アボリジナル・アートに脈々と流れる伝統文化の息づかいを感じ取っていただくと同時に、イギリスによる植民地時代を経て、どのように脱植民地化を実践しているのか、そしてそれがいかにして創造性と交差し、複層的で多面的な現代のアボリジナル・アートを形作っているのか考察します。(アーティゾン美術館ホームページより引用させて頂きました)
(作品の一部を除き、撮影可)
良かったです。
大きな作品も多く、一つ一つがゆったりと展示してあり、ゆっくり作品と向き合うことができます。
特に好きだなと思ったエミリー・カーマ・イングワリィさんの作品。
「夏の乾燥した野花(ワイルドフラワー)」
色合いが好き。
「アルハルクラ(Ⅱ)」
力強さを感じるような作品でした。
イングワリィさんはアボリジナル出身で、キャンバスに作品を描くようになったのは70代になってから。部族の儀式でに大地に砂で模様を描いたり、身体に模様を描いてきた彼女の作品には、アボリジナルの思想や伝統文化が反映されているそうです。
オーストラリア先住民の伝統文化、
イギリスによるオーストラリア植民地化以降の先住民への迫害、
オーストラリアで行われた核実験のことなど、
アボリジナル・アートを通してオーストラリアの歴史にも触れることができました。
美術展を観て、調べて知ったことも多く、改めて観に行きたいなと思いました。
その後は、
「石橋財団コレクション選 コレクション・ハイライト」展をブラリ。
好きな作品↓
ベルト・モリゾ「バルコニーの女と子ども」
女の子の後ろ姿が可愛い。
コンスタンティン・ブランクーシ「接吻」
一体化しているがごとくの接吻が好き。
鈴木其一「富士筑波山図屛風」(右と真ん中)
少し前に、霞ヶ浦から筑波山を眺めたばかりだったので。
ザオ・ウーキー「07.06.85」
目の覚めるような青色が綺麗でした。
美術館行った時間がお昼頃だったことや日時予約制(当日券の販売もあり)もあって、ゆっくりのびのびと作品を鑑賞することができました。
こんなにゆったりとした気持ちで作品鑑賞できたのは久しぶりな気がする。
そういった意味でも素敵な美術館でした。
アーティゾン美術館への行き方は何通りかありますが、東京駅から八重洲地下街を通り、ほぼ地上に出ることなく美術館に着けることも、この酷暑の中ではありがたかったです。
アボリジナル・アート展もコレクション展も、どちらも9月まで。
ご興味のある方は是非♡
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