日々いろいろ

『ヒルマ・アフ・クリント展』に行ってきました

東京国立近代美術館(竹橋)で開催されている
『ヒルマ・アフ・クリント展』(6月15日まで)に行ってきました。

抽象絵画の先駆者、ヒルマ・アフ・クリント(1862–1944)のアジア初となる大回顧展です。スウェーデン出身の画家アフ・クリントは、ワシリー・カンディンスキーやピート・モンドリアンら同時代のアーティストに先駆け、抽象絵画を創案した画家として近年再評価が高まっています。彼女の残した 1,000点を超える作品群は、長らく限られた人々に知られるばかりでした。1980 年代以降、ようやくいくつかの展覧会で紹介が始まり、21世紀に入ると、その存在は一挙に世界的なものとなります。2018年にグッゲンハイム美術館(アメリカ、ニューヨーク)で開催された回顧展は同館史上最多*となる60 万人超もの動員を記録しました。*2019年時点

ヒルマ・アフ・クリント(1862-1944)
ヒルマ・アフ・クリントはスウェーデンの裕福な家庭に育ち、王立芸術アカデミーを優秀な成績で卒業、職業画家として活動しました。一方で神秘主義などの秘教思想やスピリチュアリズムに傾倒し、交霊術の体験を通してアカデミックな絵画とは異なる抽象表現を生み出します。表現の先駆性や緻密な体系性など、モダン・アート史上、きわめて重要な存在として評価されています。
 (東京国立近代美術館公式サイトより引用させて頂きました)

美術展のチラシを見て可愛い絵だなぁと思って行ったのですが、(良い意味で)不思議な美術展でした。
ヒルマ・アフ・クリントが交霊術によって高次の霊的存在から啓示を受け、約10年もの歳月をかけて制作した「神殿のための絵画」という複数シリーズの作品群がメインの印象。
大きな美術館でスピリチュアルをテーマにした美術展をみたのは初めて。
深く考えてみたわけではありませんが、全体的に模様や色遣いが綺麗でした。
(撮影可です)

〈10の最大物〉という、人生の4つの段階(幼年期、青年期、成人期、老年期)を描いた、高さ3mを超える圧巻の作品↓
作品をぐるりと囲むように座るスペースが設置されていて、座って鑑賞している人も多かったです。




解説を読んでいると、描かれているものや色にも様々な意味があるようです。
そういうことを知ってから、改めて見るとまた面白そう(ර⍵ර)✧


所蔵作品展 MOMATコレクション(2025.2.11–6.15)もぐるり。
お気に入りの作品は、清宮質文の「蝶」。
気持ちが深く落ち着くような、静かな青が印象的。

戦後日本を代表する木版画家・清宮質文(せいみや・なおぶみ)は、1950年代より木版画の制作に取り組みました。戦後の復興を経て、高度経済成長期の日本では新しい技法などを用いた実験的な版表現が主流になっていきますが、清宮はそのような美術動向と距離を置き、透明感あふれる繊細な木版を追求しました。清宮にとって、版画は複製を前提とした芸術ではありませんでした。色調や摺りの加減を1点ずつ緻密に調整して制作された作品からは、精魂をこめて版を重ねる清宮の息遣いすら伝わってくるようです。その詩情豊かで内省的なイメージは、多くの人々を魅了し続けています。
東京国立近代美術館公式サイトより引用させて頂きました)

清宮質文さんの他の作品もとても素敵でした。
繊細な美しさとともに穏やかな優しさが伝わってくるような作品。
好きな芸術家さんが増えました⑅ර⌔ර⑅

「春」をテーマにした展示は華やかで綺麗でした。
船田玉樹「花の夕」

跡見玉枝「桜花図鑑」
様々な桜が描かれており、うっとりと眺めてしまいます。

藤井達吉「草花図屏風」
可愛い。

美術展の流れで。
最近読んで面白かった本をご紹介(おやつと一緒に)
『13歳からの考古学シリーズ なんで人は青を作ったの?青色の歴史を探る旅』
谷口 陽子・髙橋 香里 著

運動が苦手で人見知りの蒼太郎と運動神経がよくてお調子者の律。対称的なふたりの中学1年生男子が、化学者の森井老人の指導のもと、人類がどうやって「青色」を手にしたのかを証明する壮大な実験に挑戦する。顔料に使えるような青色の石(鉱物)は自然にはほとんど存在しないため、古代から人類は様々な工夫をして「青」を作ってきた。銅やお酢、ウシの血など、簡単に手に入る材料から高価な青を作りだした、人類のあくなき探究の旅にあなたも同行しませんか?
新泉社ホームページの紹介文を引用させて頂きました)

ウルトラマリンブルー、エジプシャンブルー、マヤブルーなど、人が創意工夫を重ねて作ってきた美しい青色たち。
主人公である中学一年生の男子君たちが行う再現実験の様子を読んでいると、人類の青色を作り出すための発想や工夫、努力に驚きを感じます。
私の好きな「常陸国風土記」に関するお話もでてきて「おっ!꒰ ੭ु・ω ・꒱ ੭ु⁾⁾」と思いました(笑)久慈郡では「アヲニ」や「カキツニ」と呼ばれる「青色」(正確には紺色ですが)がとれて朝廷に献上していたそうなのですが、正体はまだ謎なんだそう。
どのように作ったかはっきりとわからない青色やどのような色だったかわからない青色のお話、とても興味深かったです。
美術好きな方に特におすすめ♪

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