男性ホルモンと男性更年期

心身の不調に悩む40代~60代男性におすすめの本

40代~60代男性を悩ませる
「病名がつかない心身の不調」。

めまい、耳鳴り、息苦しさ、体のしびれや痛み、倦怠感、やる気がでない、集中力の低下、自信喪失、憂鬱、イライラ、眠れない、など。

施術前のカウンセリング時にお客様のお身体の状態について伺うこともあるのですが、
検査をしてもはっきりとした原因がわからない、いわゆる不定愁訴に悩む方がとても多くいらっしゃることを感じます(ほとんどの方がなにかしら心身の不調を抱えているといっても過言ではありません)。

今回は、そういった不調に悩む男性におすすめの本を2冊、ご紹介したいと思います✎︎

病名がつかない心身の不調に悩む男性におすすめの本

『定年不調』石蔵文信 著

身も心もボロボロのあなたへ
しんどさの原因はこれだった

「定年不調」とは仕事中心に生きてきた50代~60代の男性にみられる心身の不調を指す。定年前後のストレスフルな状況や生活環境の変化にうまく対応できずに、体と精神が悲鳴を上げる男性は多い。これは「男性更年期障害」による多様な不調の症候群なのだ。更年期という言葉に抵抗感や違和感を覚える人がいる。しかし男性にも更年期障害があり、その諸症状は「男性ホルモンの低下がおもな原因ではない」と考える著者は、ホルモン補充療法を行わない治療を実践する。心療内科の立場からも定年不調を見つめ、対処法と予防策を提示する。
集英社新書サイトの紹介文より引用させて頂きました)

仕事の責任、家族のこと、介護、将来への不安など。
大きなストレスをもたらすような出来事が重なりやすく、うつ病などを発症しやすい「メンタルの危機」。
男性は40~60代(特に定年前後)にその危機が訪れやすいそうです。
40歳前後になると20代30代では感じなかったような心身の変化や不調を感じ始める方も多くなりますし、ストレス社会ともいわれる現代は心身の不調に悩む男性も多いと思います。
定年前後の男性の不調をメインに書かれてはいますが、それ以外の年代の方にもおすすめ。

男性更年期障害(主に40~60代男性に起きやすい)は男性ホルモンが低下し、身体全体のバランスが崩れることで、様々な心身の不調が引き起こされますが、
男性ホルモンが低下する大きな原因の一つとして「ストレス」があげられます。
大きなストレスがかかると、脳は男性ホルモンを作るのを後回しにし、ストレスへの対処を最優先にするので、男性ホルモンの分泌量が減少してしまうのです。
(加齢による男性ホルモンの分泌低下もありますが、個人差が大きく、どちらかというと、加齢によりストレスへの耐性が低くなるということによる影響の方が大きいと考えられます)

男性更年期障害とうつ病の区別が難しいことを以前書きましたが、
著者は心療内科的なアプローチで男性更年期障害を治療しているお医者様で、そういったアプローチの症例をあげながら、男性更年期障害やその不調に対するアドバイスが書かれています。
精神的な落ち込みを回避するための「定年不調回避のための行動療法(第6章)」やストレスを軽減するアドバイス、家族やパートナーとの向き合い方など。
メンタル面での不調を特に感じている男性におすすめ。

行動療法の一つとして紹介されていた「自律訓練法」。
自己暗示により心身の緊張を和らげて、リラックスする訓練法なのですが、自律神経調整や疲労回復が期待できるそうです。(ご興味がある方は検索してみてください)
手足の温かさや重さなど、体の「感覚」に意識を向ける方法が、トリートメント中に「触れられる感覚」を通して、自分の身体を意識してもらうことにもつながるような感じがして、個人的にとても興味深かったです。


(目次)

『病院に行くほどではない不調に医師がしたこと 未病から抜け出す35の習慣』 小林弘幸 著

めまい・だるさ・動悸、免疫機能の低下、発症リスクの増加
長く生きてりゃ、色々あるもんだ

未病――未だ病気が発症しているわけではないが、
健康から遠ざかっている状態。
こんな“病院に行くほどではない不調”は案外、厄介!
病院に行ったとしても、特効薬はなし、診断もつきづらい。

自律神経の名医である著者がこの数年間で体験した
心身の“診断がつかない不調”を紹介しながら、
どうしたら病気を遠ざけて、ご機嫌に生きていけるのかをお伝えします。
サンマーク出版サイトの紹介文より引用させて頂きました)

未病に悩んだ経験を踏まえて、その状態から脱するためのアドバイスが書かれた本。
「私はこうして元気になった」と紹介されている習慣は、一つ一つが日常に取り入れやすい内容です。

未病の時の思うようにならない心身へのジレンマ、
自然回復を期待できるのは30代まで、40代以降はギリギリを保っている不調、60代以降はいつどんなきっかけで大病につながってしまうかわからない不調、
崩した調子を取り戻すには、調子を崩していた期間の「倍」の時間がかかると思った方がいいこと、
などなど。
そうなんだと思ったり、頷いたりしながら読みつつ、
自分が不調を感じた時のことを考えたり、お客様のお話を思い出したり。
勉強になりました。

 考えてみれば未病とよばれるものは個人の感覚がすべてで、他人にはなかなか理解してもらえないことが辛さを助長しているのかもしれない。
ともかく不調に病名がつかないうちに悪い流れから降りなければならない。小さな不調を見逃さないこと、放置しないこと、なるべく早めに手を打つこと、これが大切。

(「病院に行くほどではない不調に医師がしたこと」 小林弘幸 著 より引用させて頂きました)

「老化現象」「ストレス」が原因だからと何もせずにいると、老化が進んでしまったり、大病につながりかねない未病。
人によって原因や症状が異なり、明確な答えがないからこそ、自分なりの方法をできるだけたくさん模索し、行動することが大事なんだと思いました。


(目次)

くれぐれも。
その時は病名がつかない心身の不調でも、状況が異なれば、病気が原因となっている場合もあると思いますので、気になる時に、または定期的にお医者様に診てもらうことも大切だと思います(* . .)⁾⁾

(私は医療従事者ではなく、医療の専門知識があるわけでもございません。
施術前のカウンセリングはトリートメントを行うにあたって気をつけた方がいいことを伺うためのものであり、治療を行うことはできません)

意識を変えることが大切な、男性更年期40代~60代の男性は 仕事では責任や立場が重く、大きな精神的負担がかかり、 家庭では家族との向き合い方の変化や介護の問題が、 そして、肉体面では若い時には感じなかった不調や病気があらわれ、 「年を重ねる」実感と先行きへの不安がのしかかります。...

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