公開を楽しみにしていた映画『エマニュエル』を観てきました。
1974年、世界は「おしゃれなエロ」の虜になった。官能シーン満載なのに一般映画として公開された日本では、大人はもちろん女子高生までが劇場に押し寄せ、大ヒットを記録した『エマニエル夫人』だ。あれから50年の時を経て、新生『エマニュエル』が誕生した。
舞台を現代に変えて、観る者にめくるめく興奮と陶酔、さらには幸福感までも与えるエロティシズムを、大胆かつ刺激的に描き切った監督・脚本は、フランス映画界で最も重要な存在の一人となったオードレイ・ディヴァン。前作『あのこと』で絶賛され、ベネチア国際映画祭金獅子賞、ルミエール賞作品賞を受賞し、英国アカデミー賞、セザール賞の監督賞にノミネートされた。
その恐るべき才能が、誰もが初めて体感・体験する、全く新しい官能映画を完成させ、全世界・全世代・全セクシュアリティを翻弄する。
(映画エマニュエル公式サイトより引用させて頂きました)
官能的な映画だろうと思いながらも、R15指定だったので、そこまでではないのかなぁと思っていたのですが、冒頭からいきなりセックスシーンや、露わな入浴シーンに「・・・おぉっと」と度肝を抜かれました。
映画の舞台は香港の高級ホテル。
主人公は真面目なキャリアウーマンで、ホテルの査察を行うために訪れ、ホテルに滞在する中で物語は進んでいきます。
ネットを見ていると評価が分かれているようですが、
私は好きだし、観て良かった映画だと思いました(*ฅ́˘ฅ̀*)
1974年に公開された「エマニエル夫人」を観ていないので何とも言えないのですが、
エマニエル夫人とは別物の映画として観た方が楽しめるかなと思います。
それと、濃厚な絡みのエロスを期待していると違和感を感じるかも。
公式サイトの監督インタビューで、
エマニエル夫人のリメイクとは考えていないということ、
エマニュエル自身を主題とした物語であること、
インターネットで見ようと思えば全てのエロスを見ることができる「今」、隠されたものの方が面白いと感じていること、
などが書かれていました。
読んで、納得。
絡みというより、見てて美しい「雰囲気エロス」がメインのように感じましたし、
なにより、苦悩も含んだ現代女性の「性」が描かれているようにも感じました。
以下、ネタバレで少し感想を書くので、
これから観ようと思っている方やネタバレ読みたくない方はここでストップです(´。・д人)
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主人公は知的で真面目なキャリアウーマン。
自分が美しいことも自覚していて、スリルな行為もするけれど、
セックスに満足できず、むしろむなしさを感じているよう。
前半は、型にはまった自分や自分を解放できない焦燥感・寂しさのようなものを強く感じました。
ホテルで無邪気なコールガールと出会い、少し自分を解放することを覚えます。
戸惑いながらも、という表情がいいです。
正体不明でミステリアスなホテルの宿泊客ケイ・シノハラと、最初から最後まで続く「ひりつくような」やり取り。
ドキドキしちゃいました。
ケイ・シノハラの誰にも縛られなさそうな孤高の雰囲気がかっこよかったです。
この二人のコミュニケーションは、好きな人はすごく好きな感じだと思う。
「哀しみ」や「欲望の枯渇」など、現代男性の「性」の苦悩も描かれていると思いました。
この二人、どうなっちゃうの、どうなっちゃうの、、、、
えっ!!そういう感じ!!!???
と、個人的には思いましたが、
でも、それまでの過程を考えると、
「アリだし、むしろすごくいい」と思いました。
最初のむなしいセックスと、最後の充足感のあるセックス。
快楽という刺激だけでは、やはり充足感と満足感のあるセックスが得られるわけではないんだなぁと。
エマニュエルが「解放されて」鬱屈とした表情から晴れやかな表情に変わっていくのが良かったです。
エマニュエルを演じたノエミ・メルランも綺麗でした。
健康的な肉体美で、一人でいたしているシーンは、淫靡というよりは美しさの方が先に立ちますが、良かった。
好みが分かれそうなので、絶対オススメとは言えませんが、私は好きな映画でした。
1974年に公開された「エマニエル夫人」も観たいなと思っているので、観たら感想を追加したいと思います。
追記
「エマニエル夫人」「続エマニエル夫人」を観ました。

確かにエマニエル夫人のイメージでエマニュエルを観てしまうと、圧倒的に官能的な物足りなさは感じるかもです。
でもエマニュエルという女性の心情を感じられたのはエマニュエルな気がします。
どちらがいいとか悪いとかではなく、官能をメインにしているのか、心情をメインにしているのか、映画のそもそもの「作り」が違うようなイメージ。
やはり「別物」として観るのがおすすめです。
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エロスに関する話の流れで。
映画とは全く関係のない話ですが、
最近見つけた真面目なエロスに関する本の紹介を少し。
『エロメディア大全』 安田理央 著。
図書館で借りて、とても面白かったので、買ってサロンの本棚に置いちゃいました。
アダルトコンテンツ70年史ということで、1946年から2023年までの雑誌・漫画・映画・ビデオなど、アダルトメディアの歴史が紹介されています。
研究本のような、真面目な内容です。
洗濯屋ケンちゃん、11PM、ハレンチ学園、ギルガメッシュないと、などなど。
「、、、すごい!」と思ったので、本を借りている時にご来店されたお客様にお話しのネタとして、さりげなーく紹介しましたら、「懐かしい!内容マニアックですごいし、書いた著者さんすごい!」と盛り上がり、本のタイトルをメモしてお帰りになる方が多かったというのも購入した理由のひとつ(笑)
じっくりと読みたくなる本です。
もう一冊が、
『AV男優はじめました』蛙野エレファンテ 著。
たまたま電子コミックで読む機会があって、面白いなぁと。
AV撮影の裏側が描かれた漫画ですが、エロティックではないです。
私の中で謎だったことが解明されて、すっきりしました。
こうやってAV撮影ってしているんだ!
AV男優さんもAV女優さんも作る方々も、すごいなぁと思いました。
全巻サロンの本棚に置くとかなり目を引きそうだったので、2冊ほどそっと本棚にまぎれ込ませてます。
恒例ではありますが、
念のため、誤解を招かないように書かせていただきます(。>ㅅ<。)
当サロンは、性的なサービスは一切ございませんし、いたしません。
性的なことに触れるような内容を書くと、性的なサービスがあるのではと思う方もいらっしゃるようなのですが、施術内容は女性専用のリラクゼーションサロンと同様のもので、男性機能を高めることに特化するような施術は行っておりません(たまに、そういった質問をいただくので書かせていただきました(*;ω人))
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アロマサロンSASARAE
https://www.sasarae.com
新宿駅のお隣り、京王新線初台駅より徒歩約5分。
男性の心身の不調にスポットをあて、
本格アロマテラピー
エサレン®ボディーワーク
を行っております。
心に響くような優しいタッチ
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完全予約制・プライベートサロン
性的なサービスは一切ございません
営業時間
10:00~23:00
(午前中のご予約は前日22:00までの受付となります。
最終受付20:00
当日のご予約受付は12:00~20:00まで)