日々いろいろ

2024年秋におすすめの展覧会『名品ゾクゾク ―歴史館の半世紀―』(茨城県立歴史館)

「みんなでご飯を食べたいから集合」というお達しが母からあり、先月に妹と休みを合わせて、一泊二日で茨城県の祖父母宅に行ってきました。
とはいえ、夕方までは出掛けているとのこと。
遅めに家を出て、いつも通り鹿島神宮をお参りして、そのまま近くの祖父母宅に向かおうかな、と思っていたのですが、ふと。
鹿島神宮に以前にあった「宝物館」のことを思いだしました。

鹿島神宮の宝物館は、そんなに広いわけではなかったのですが、
鹿島神宮に伝わる2mを超える古代最大最長の直刀(奈良~平安時代製作)や、
やたらと迫力のある木製狛犬、悪路王の首桶(江戸時代に奉納されたもの)など、
歴史ロマンを感じる品々がたくさんあって、なんだかワクワクする、子どもの時好きだった場所。ただ宝物館自体は、平成30年から長期休館しています。

「久しぶりに鹿島神宮の宝物が見たいな」
宝物館に収蔵されていた品が茨城県立歴史館で保管されていることがホームページに記載されていたので、常設展で1つぐらい展示されていないかな、と茨城県立歴史館のサイトを見たところ、ちょうど50周年記念特別展が開催中!

『開館50周年記念特別展 名品ゾクゾク ―歴史館の半世紀―』(茨城県立歴史館 11月24日まで)

令和6年、茨城県⽴歴史館は開館50年という節目を迎えます。そこで本展では、歴史館が所蔵する国指定重要⽂化財「⼀橋徳川家関係資料」や「⾏⽅市三昧塚古墳出⼟資料」をはじめとするコレクションから、特筆すべき品々を厳選して公開します。
また、当館のコレクションだけでなく、過去の展覧会で特に好評を博し、再展示の要望が強い史資料を再度借⽤し出陳します。歴史館の半世紀を彩った名品の数々が、⼀堂に会するこの機会をどうぞお⾒逃しなく。
(『開館50周年記念特別展 名品ゾクゾク ―歴史館の半世紀―サイトより引用させて頂きました)

わぁ、鹿島神宮の神剣が展示されてる!
それに「河童の手」と伝わるミイラっぽいものも展示されてる!!!
これは行くしかない!!(ර⍵ර)✧
妹を少々強引に誘い、少し遠回りをして二人で水戸の茨城県立歴史館に行ってきました。

展覧会のチラシ↓
(4種類あったのですが、どれもカッコイイです)


国宝1件、国指定重要文化財32件、総数99件が展示されている豪華な展覧会。
とっても面白かったですヾ(o´ェ`o)ノ

(一部撮影可です)

鹿島神宮の宝剣は久しぶりに見たのですが(撮影不可)、
あの真っ直ぐで巨大な刀、いつも見惚れてしまいます。
茨城県立歴史館のYouTubeで、この直刀に関する動画が配信されているのですが、もし刀を立てたとしたら電話ボックスと同じくらいの高さと言われいるそう!
その大きさの刀を作ったことがすごいなぁと思います。

撮影可の作品で特に気になった展示は、

「木の葉天狗図 林十江筆」↓
木の葉天狗は天狗の中でも下っ端なのだそうです。
愛らしく、哀しい存在と説明文にありました。
確かにグッとくる可愛さでした。

「太刀 銘 則包 附黒漆塗菊桐紋散金蒔絵糸巻太刀」↓

「大人形」(平成17年)↓
茨城県石岡市代田ではムラの入り口に大きな人形を置くことで災厄や疫病を防ぐ習慣があるそうです(石岡市のサイト)。こちらの人形は茨城県の年中行事を紹介する特別展が行われた際に作られたものとのこと。迫力がありました。

「国産第一号 東芝電気釜」↓
貴重である。

慶喜公自身が書いたと考えられている「大政奉還上意書」↓

他にも可愛らしい犬の埴輪や現存する最古のアイヌの衣装(綺麗でした)なども。
そして、持ちだすと大雨や洪水をもたらすとしてお寺に秘蔵されていた「河童の手と伝わるもの」は、人間の手より小ぶりで、三角の爪が印象的でした。


「常陸国風土記」からはじまる、2階の常設展も見応えありました。

古代から現代に至るまでの、茨城県の歴史をわかりやすく学ぶことができます(*ฅ́˘ฅ̀*)

展示されていた、兜の前面に黒い大きなモフモフがついている、
佐竹氏の「毛虫をモチーフとした兜」。
毛虫モチーフ⁉と一瞬驚いたのですが、毛虫の「葉を食う」と「刃を喰う」をかけている意味合いもあるそう。
マジマジと見ていると、おしゃれだなと思いました。
インパクト強。

昔の暮らしを紹介する展示では、電気が登場する前後の部屋の様子が再現されており、ガラリと変わった様子を見比べることができます。
昭和の部屋を再現した空間↓
電化製品が気になります。

茨城県立歴史館の敷地内には野外施設もあり。
「旧水海道小学校本館」

明治初期に建築された、ステンドグラスが美しい建物。

宮大工さんが建てたそうで、洋風建築の中に和の意匠が織り交ぜられているのも特徴の一つです。
梁の雲形彫刻↓


教室には年代ごとの給食も展示されていました。
段々と内容が充実していく様子が興味深かったです。

1階のみ見学可です。

『旧水戸農業高等学校本館』

1899(明治32)年から1970(昭和45)年まで、歴史館の敷地には茨城県立水戸農業高等学校があったそうです。
外観のみ。中の見学はできません。

近くには立派な銀杏並木がありました。
2024年11月2日㈯~11月24日㈰まで歴史館いちょうまつりが行われており、夜間のライトアップが行われる他、ピアノコンサートも行われます。
写真を見ると、美しい黄色の銀杏並木が見られるよう。
行ったのが、少し早かった!
(比較的近くにある、日本三名園のひとつ「偕楽園」でも24日㈰までもみじ谷のライトアップが行われています)

一日楽しむことができる施設でした。
水戸駅からバスで約10分。
歴史好きな方に特におすすめです(*>ω<*)ゞ

ちなみに、帰りは水戸駅から鹿島臨海鉄道大洗鹿島線で鹿島神宮駅まで帰りました。
2両編成のレトロ感ある電車で、1時間20分程の電車旅。
見知らぬ町の風景を楽しんでいたら、あっという間でした。
揺れましたが、それも良し!
以前に乗ったことがある妹から「電車から見える北浦辺りの風景にはちょっと胸が熱くなる」と言われて楽しみにしていたのですが、地図を見ていたら、北浦が見えるのは反対側の座席なことに気が付きました。
「北浦が見えるの・・・反対側の座席じゃない?」「え?・・・あ、反対側だわ」
学生さんの帰宅時間にぶつかってしまい、その辺りは車内は結構な混雑。
見えない。次の機会に期待です( *˙ω˙*)و

見にくいのですが、長者ヶ浜潮騒はまなす公園前(ちょうじゃがはましおさいはまなすこうえんまえ)駅では日本一長い駅名との案内がありました。
調べたところ、普通鉄道の駅名でひらがな表記の場合に日本一長いようです。
鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に是非乗っていただけたら♪(推してみました、ただSuicaの使用はできないのでご注意ください)

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